不連続日記

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2000/11/30(thu)

 ふと気付くと右手の親指が痛い。左手の親指と比べてみると爪の右脇が赤くなっていて、少しだけ腫れていた。ささくれからバイキンでも入ったのだろうか。見比べてみてようやく気付く程度にしか見た目には違わないのだが、そこではしくしくと切ない痛みが神経を研ぎ続けていた。親指の腹を押すととても痛かったので、それを避けてペンを持とうとすると、親指の首(?)で挟み込むような持ち方になってしまいうまく字が書けない。と思いきや普段よりもうまく書けやがったナンダコノヤロウ。筆圧が強い上にせっかちに書き綴ろうとする普段の字は自他ともに認める悪筆なのだが、不自由を得た親指により余計なチカラがペン先から抜け、不慣れな持ち方で慎重になったせいもあってウソのようにキレイな字になった。いやキレイは云い過ぎ。読める字になった。少なくとも、今は読めるけど明日はどうだろう、明後日には互換性がありませんといった類いの字ではない。でもよく考えたら、自らの悪筆ぶりがイヤで普段からメモ程度しか肉筆では書かないし、素早く簡潔に書くからこそメモという気もするので、キレイでもゆっくりではあまり意味がない。読めなきゃなお意味が無かろうというのもあるけれど、記憶を呼び覚ますトリガーとしての機能が損なわれない程度に汚いぶんには別に構わない。キーボードのほうはスペースキーや変換キーを押す程度にしか親指は使わないので普通に打てた。なので常駐する痛みを除けばさほど問題はないということが分かった。なーんだ安心。よかったよかった。と思いきや昼休みになってハシがうまく持てないということに気付いた。あああ。

 これを書いている今は夜で、押すとまだ痛むけれど痛みは常駐しなくなり、指のことは意識しなくなった。たぶん明日にはまったく普通に戻って指のことなどすっかり忘れて、また不必要に強い筆圧でシロウト目にはワケの分からないことを書きなぐって、「字汚いね」という周囲の評価に対して「むしろやんちゃなのだ」「弘法筆を択ばずというがアレは紙こそが重要という意味」「アメリカンサイズのボクにこの枠線は狭過ぎる」「俺の相手はむしろ世界」「21世紀になればわかる」「そんなことを云ってると靴かくすよ」などと主張していることだろう。ごめんなさい。

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 『IKKI』第1号、曽田正人『昴』3巻、高橋しん『最終兵器彼女』3巻、花見沢Q太郎『ももいろさんご』1巻を購入。

 『IKKI』を黒田硫黄だけ先に読む。『セクシーボイス アンド ロボ』。もう呆れるくらい面白いんですけど。ため息。

 

 
2000/11/29(wed)

 ニュースネタ4発。


 肖像などに関する権利についての問題について 〜プロ野球ゲームがでなくなる?〜

 以前に紹介したニュースの日本プロ野球選手会の正式コメント。


 珍事!盲目の女性、テーブルに頭ぶつけ視力回復

 気になるのは盲導犬くんの今後。この先彼からは「盲導」の冠がとれて、普通の飼い犬として生活をしていくことになるのだろうか。今までどおりの動作をしようとして飼い主に先回りされたりしたらなんかとても所在無い気分になるのでは。想像したら切なくなった。


 DVD特殊再生が可能なリモコン同梱したPS2本体が12月に登場

 本体の型番は「SCPH-18000」となるとのこと。PS2は10000→15000→18000となったワケ。どっかで誰かが云っていたけれど、今回の18000は20000までの繋ぎっぽい印象。なんにしてもさしあたり欲しいゲームのない私はまだ待ち。でも『グランツーリスモ3 A-spec』が出たら買うでしょう。PS2を買うのが早いか、2000円札を見るのが早いかさてさてどちらが先か。どうせならGT3発売にあわせて、改名前の旧タイトル『グランツーリスモ2000』を弔う意味も込めて、本体を買うと2000円札1枚をキャッシュバックするキャンペーンとかやってくれるとソニーステキなのですが。政府のヒトも喜びます。たぶん。きっと。


 エイ出版とバガボンドが共同でコンテンツ販売会社を設立

 井上雄彦とは関係ありません。

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 原作/高見広春・作画/田口雅之『バトル・ロワイアル』1・2巻、原案/上遠野浩平・作画/高野真之『ブギーポップ・デュアル』2巻を購入。

 

 
2000/11/27(mon)

 ドラマウス

 頭部からタコか怪生物かという感じで覆い被さるようにしてにぎる。ポケット部分がボタンだ。にぎると自身の手の平によってドラえもんの目は覆いつくされ、にこやかに笑うその口元だけが覗く。すると口元の笑みが含みを持ち始める。だんだんと手の下にある目の表情が気になってくる。時折予期せず指の股から覗くドラえもんと目があってしまい、イヤな気分になったりする。そのようなヒトの為に、小学館は「うつ伏せドラマウス」も出すといい。それではいよいよドラえもんの表情が気になってくるだろうと思われる諸兄もあるかもしれないが、その点は大丈夫だ。気になってひっくり返してみてもそこに表情などない。ドラえもんは縦に輪切り状態なのである。子供はそれを見て泣くかもしれない。だが、そこにあるべきモノがないからといって、心を乱す必要などない。あまねく事柄は当人の心持ち次第と知るだけである。子供は泣かせておけばよい。それから「うつ伏せドラマウス」はドラえもんの臀部、いわゆる尻部分がボタンとなる。クリックするたびにハアハア云っている自分に気付きイヤな気分になったとしても、それは嗜好と倫理観の個人の内なるせめぎ合いに過ぎず、それに対して当局は一切関知しない。

 ところでケーブルが頭ではなく足から伸びているのは、頭からだとドラえもんが首輪をしているせいで首を吊っているように見えてしまうからだろうか。それとドラえもんのネズミ嫌いとかそんな設定はもうどうでもよいのか。ドラマウスて。そんなことを考えている間にも、確実に過ぎ去っていく20世紀。手は見飽きたのでじっと足をみる。

 

 
2000/11/25(sat)

 昨日テレビでコンピュータ上で作成された立体モデルを現実に彫像してくれるマシンが紹介されていた。開発元のヒトは、実際に触ってみることができるということの感覚的な意味や重要性を強調していた。たしかに触れるってのはとても楽しそうだった。そしてコンピュータ上では意識していなかったことを意識させられた。つまり素材に対する重力の影響ってヤツ。モデルを実体化すると当然重力の影響を受けるので、素材が歪んだり接合部分がもたなかったりするのだ。云われてみれば小学生でも知っているだろう当たり前のことなのだが、これにはちょっと虚をつかれた。そうか重力かって。普段誰にも等しくかかっていることなのに。思わず笑ってしまった。

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 『アフタヌーン』1月号、『少年エース』1月号、SABE『串やきP』1巻、駕籠真太郎『パラノイア ストリート』1巻を購入。

 瀬名秀明『八月の博物館』を購入。

 inspire『かえで通り』(Win)を購入。

 『星界の戦旗』vol.3(DVD)を購入。


 『アフタヌーン』で『家族それから』のひぐちアサが新連載『ヤサシイワタシ』を開始。パワフル唐須がいいキャラしすぎでオモシレー。クール芹生はハマるんだろうねえ。『五年生』の入れ替わりでいいのが始まったなあ、という感じ。俺の大学生心がくすぐられます。

 そうそうタブレットを衝動買いする。たいして描きたいもんも無いクセにー>俺。接続して最初にやったのが自分の名前を描くことだったりするはしゃぎぶり。USB機器は初体験で、やっぱ電源入ったままで抜き挿し可能なのは便利やねえとか今更。なにはともあれ練習。です。あ、靴下履いてないことに今気付いた。地面でのたうってる線が意味不明で嫌。

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 機動戦士ガンダム公式百科事典『GUNDAM OFFICIALS』のサイトGUNDAMOFFICIALS.COM。サイトでは予価・発売日未定となってますが、本日発売の『アフタヌーン』によると2001年3月21日発売で15,000円とのこと。ザクも着々開発中みたいだし21世紀もまだまだガンダムは健在なのであります。

 

 
2000/11/24(fri)

 今週のドリマガの中裕司vs小口久雄特別対談。

「俺ら(ソフトの開発)でセガを守っていこうって言ったのよ」(小口)

 ああなんてセガファンの耳に心地よい言葉を吐きなさいますか小口さん。その言葉は容易にセガファンのコアに食い込んできます。云うなれば「ぬかに釘」?(全然違う)さすがはセガガガをつくってるトコの社長様です。熱い。

 

 
2000/11/23(thu)

 肖像権は自分たちで管理 プロ野球選手会が機構側に通知

 野球に限らずプロスポーツ選手にはゲーム好きが多そうなイメージを私は持っているのですが、今回のこれはコナミ様の法や契約を楯に取ったタチの悪いヤリクチに心中ムカついていたヒトが当のプロ野球選手の中にも居たってことなのか、それともヒトの肖像権で何勝手に商売しやがってんだコンチキショウこっちにも金をよこしやがりませってな具合の俗な憤りからなのか。まあこれまで何も云わなかった選手会がこのタイミングで騒ぎ出したことを慮ると、義憤をいい折と見て肖像権と云い出したってトコでいいのかな?ファンから選手の方にコレどう思いますか的なことが聞えてきたりもしたのでしょう。さて球団・日本野球機構・そしてコナミ様はどうでるのか、いやあ興味深々です。選手会が直々にコナミ様の独占を認めました、なーんてオチだけはどうかご勘弁を。

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 つくりもののように艶やかに葉が色づいている木を見ました。まるで、合成着色料で染め上げたゼリーのように。その毒々しいまでの美しさは見る者に長時間の正視を赦しませんが、心にいつまでもわだかまって忘れ去ることをも容易には赦しません。

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 吉崎観音『ドラゴンクエストモンスターズ+』1巻を購入。

 セガ『パワースマッシュ』(DC)を購入。

 

 
2000/11/22(wed)

 なんとなくこち亀の第78巻を読み返す。弟の金次郎の披露宴を仕切りまわる勘吉の話「兄として…!」の巻でこんなセリフがあった。

「なんだ?このキャンドルサービスって?」
「新郎新婦が各テーブルに火をつけるんだよ!」

 これを読んで私は、ウエディングドレスとタキシードに身を包んだ男女2人組が次々とテーブルクロスに火をつけて回っている姿を想像してしまった。炎にまかれ泣き叫ぶ親類縁者と揺らめく空気の向こう側でひしと抱き合う2つの影。最高にして最後の聖火ランナー。将来、北朝鮮と韓国がオリンピックを合同開催することがあれば、ぜひこの最終ランナーを採用していただきたいと思う。

 ところで、こち亀には必ず各巻巻末に他のマンガ家やタレントといったヒト達からコメントが寄せられているのですが、この第78巻には現在さまぁ〜ずと改名したバカルディの2人が書いています。どーてもいいちゃどーでもいいんですが、しみじみとします。

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 ぷかぷかレイちゃんGAINAX内)

 むらむらシンジくんやふらふらアスカちゃんはないらしい。

 

 
2000/11/21(tue)

 昨日のホンダのASIMOの興奮(?)も冷めやらぬうちに、今度はソニーの人型ロボット「SDR―3X」が発表されました。<記事:朝日読売ファミ通.com

 ソニーのソレはホンダのアレとは違い、さしあたって愛玩ロボット犬アイボ延長線上にあるようです。テレビのニュースで動いているところを見ましたが、サイズや重量によるところが大きいのでしょう、かなりキビキビと動いていました。パラパラも踊っていましたが、こちらはその動きの見事さに感心するよりも、パラパラの動きがそもそもロボっぽいのだなあなどと思ってしまいました。自力で起き上がったりも出来るらしいです。さらに音声認識機能を備えているとかで、「こんにちは」と話かけると自己紹介を始めてました。趣味はサッカーだとか。たしかにボールを蹴っていましたがそれはそれしか出来ないからだろう。それを趣味とか云うなおこがましいヤツめが。などと思いながら見ていました。我が身は神棚の上。いやーでも大したもんです。これなら私が生きている間にも21世紀のネコ型ロボットの片鱗くらいは見せてくれるかもしれません。期待してます!(澄んだ目で)

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 市東亮子『やじきた学園道中記』8〜10巻(文庫版)、三部敬『ほたる』、作/真刈信二・画/赤名修『勇午』15巻、鬼頭莫宏『なるたる』6巻、福島聡『DAY DREAM BELIEVER』1・2巻(完)、漆原友紀『蟲師』1巻、三原ミツカズ『R.I.P.』『アワーズライト』1月号を購入。

 阿部宏樹『企画屋稼業』を購入。

 

 
2000/11/20(mon)

 アメリカへ研修に行っていた上司がお土産にボールペンをくれるという。どれがいい?という感じでババ抜きでもするかのように、10本程度のえらく派手なボールペンが、目の前に扇状に掲げられた。それは成金オヤジの金歯もかくやというような、目に悪そうな眩い輝きを放っている。どれもこれもがババとしか見えなかったが、その中でも一番地味そうなのを1本選ぶ。そのボールペンは、持つ部分の表面に鱗模様が刻まれ、ポケットに引っ掛ける部分に「Las Vegas」の文字があり、根元にトランプの図柄が配置されていた。地味とはいっても他の派手派手仲間に混じっていればの話で、単体だとドコに置いていても一筋の光さえあれば鱗模様の刻みが光を乱反射して、強烈な存在感を主張し続けている。もしコイツを他社のヒトの前で使おうものなら、その日から私は「ボールペンのヒト」などと影で呼ばれかねないほどの悪目立ちぶり。そんなふうに自分をアピールしたくない。なんだかなあなどと思いながらさらによく観察すると、引っ掛ける部分の脇に小さく「TAIWAN」と彫られているのを発見する。どうやら台湾製らしい。台湾で造られ、遠くアメリカへと渡り、日本人に買われて今私の手元に。その移動距離を思うと、このヤケクソとも思える派手派手ぶりが疲労の末に辿りついた悲しき虚勢とも見えてくる。そうだ、いつの日か私が台湾へと行くことがあればぜひコイツを胸に挿して行こう。ボールペンにとってはある種凱旋帰国だ。そうして台湾の青い空に投擲しよう。右腕が千切れんばかりにチカラの限り。ボールペンは去り際にふっと見せる笑みのように小さく輝きながら景色の中へと消えていくことだろう。踵を返して歩き出す私の顔は冬の青空のようにスッキリとしているに違いない。さあ明日へと歩きだそう。

 めでたしめでたし。とてもいいお土産でした。ネタにできたという意味では。さしあたって台湾に行く予定は微塵もないので机の奥深くに封印します。

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 あ、『エクソシスト ディレクターズカット版』のCMがやってる。11/23から公開とのこと。あの直前の公開延期は結局なんだったんだ?

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 コミック・キューをポツポツ読む。postscriptの三原ミツカズをメッセージを読んだらこの方も黄身が2つだったらしい。いやいやそんなことよりも飛鳥新社から『R.I.P.』がもう出てるだとう。ホントに?全然見掛けないぞ。くー探さんとー。

 

 
2000/11/19(sun)

 日記が2日空いた。休んでいた間に何をしていたのかというと、後尾にでっぱりの無いストンと落ちたタイプの車の収納スペースのことを何と呼ぶのだろうとか、ボンネットってなんでボンネットなんだろうとか、ダッシュボードってドコに向かってダッシュしているのだろう気持ち的にはとか、大宮ナンバーを見てなんでやねんとか練馬ナンバーを見てなんでやねんとかなんとか。トランクじゃねえよなあただの荷台?とか、ボンネットとは婦人・子供用の帽子のことらしいがそれはそれでなんで?とか、どこへなりと疾く行きたまえとかなんとか。そんな好奇心と呼ばわるのも恥ずかしいようなことをぼやっと考えたりしてた。寒いなあ。もちろん外気が。冬冬冬。

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 卵を割ったら黄身が2つ出てきた。もひとつ割ったらまた2つ出てきた。のだそうだ。目が4つある目玉焼きを前にそう云われた。これ食べたらコレステロールとか摂り過ぎなんじゃないのか。さらにらっきょうは心臓病にいいから1日3つ食べるといいと云われた。もう何がなんだか。心臓病へ行ったり来たり。あ、なんか胸痛い。

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 市東亮子『やじきた学園道中記』4〜7巻(文庫版)、小坂俊史『せんせいになれません』1巻、『ウルトラジャンプ』12月号、『COMIC CUE』Vol.6を購入。

 

 
2000/11/16(thu)

 ボンヤリしていると月日はどんどんと過ぎ去っていきます。毎日に変化が乏しいせいもありますが、歳月を経るにつれ機敏さが失われていく身体と精神により、反応が鈍くなったせいもあるのでしょう。プラス冬に滑り落ちてゆくようなこの寒さが、迫りくるものと過ぎ去ったものを必要以上に意識させてくれます。セルフタイムマッシィーン。季節が走り去っていきます。わーはやいはやーい。未来への片道オンリー。後戻り不能でイヤンな自分も返品不可。ドウにかコウにか手持ちのアレコレで遣り繰りしながら焦ったり、呆然としたり。バイオハザードは来年の3月でもう5周年だそうです。おそろしかー。日々苦しくなっていく手持ちのパソコンのスペックが、月日の経過を雄弁に物語り、変化を容赦なく要求してきます。

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 もらい泣き

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 今市子『百鬼夜行抄』3〜7巻、原作/吉本昌弘・漫画/木崎ひろすけ『A・LI・CE』1巻、市東亮子『やじきた学園道中記』1〜3巻(文庫版)、原作/花村寓月・画/市東亮子『紫苑』(文庫版)を購入。

 

 
2000/11/14(tue)

エリザベス女王、王室スタッフの携帯電話を禁止

 バッキンガム宮殿の空気の中を高らかに鳴り響く着メロ。イツシュール。そもそもこれまで携帯持ち込みがOKだったというのが驚き。特に取り決めがなくとも持ち込みを自粛するなりせめてバイブ設定とかさ。誉ある王室スタッフともあろうものが。さすがは王室に敬意ないお国です。エリザベス女王も禁止するばかりではなく、負けじと携帯カラオケとかで対抗してほしいところ。God Save the Queenを女王自ら熱唱。


マンガは日本文化

 私なんかにしてみれば何を今更なことなのだが、文化庁殿は海外の評価や商業上の実績をみてようやく「広い視点で見れば日本文化の一つといえる」というところまでマンガを評価した模様。「漫画」ではなく「マンガ」なのは何か意味があるのかな?まあこれで文化庁のお墨付きでマンガも晴れて日本文化であると。学生の学力低下問題と一緒に取り上げられているのは少々気になりますがまあいいでしょう。そのうち義務教育に「マンガ表現」とかが加えられたりするのだろうか。「私のお父さん」というタイトルで生徒全員に描かせたりとか。みんなで写植を貼りましょうとか。コンクールで賞をとった作品が新聞に掲載されてみたり。2010年から入試にも登場とか。「このコマを埋めよ」とかの虫食い問題で。もちろん筆記試験扱い。

 

 
2000/11/12(sun)

 NAKI@老人です。フトンが愛しく離れ難くなるほどにひときわ寒くなりまして。対して東京ビッグサイトは遠く遠く…。コミティア54です。

 いつものようにシラミツブシに歩きまわっては買い漁り、13:00からは『コミックビーム』編集長奥村勝彦トークショウへ。桜玉吉その他の作品の中で見るまんまのインパクトある容貌で見誤りようもない。この場合はマンガのほうの再現率の高さをほめるべきか。司会を務めるのはティアズマガジンのインタビューのほうでも参加していたOHPのしばたさん。さてトークのほうは、しばたさんが質問し奥村編集長がどんどん喋るという感じで進んだ。苦しいと幾度と無く云われるビームの現況やマンガ出版界、アクがつよいと云われるマンガ家陣、少数先鋭編集者陣(8名)、桜玉吉、読者、ネットでのマンガ家と読者の接近などについて。「最盛期のジャンプでさえ広告はパチモンの通信販売だった」とか「2日で5発はムリ、3/5てとこ」とか「秋田書店は暴力にたいして寛容」とか「(他誌で注目している作家はと聞かれて)新井英樹とは一度一緒に仕事をしたい」とか「玉吉に(最近のビーム)は奥村色が濃すぎないかと云われて堪えた」とかいう話も。すでにマンガの中のキャラクターとしてやティアズマガジンのインタビューの中などである程度語られている事柄も多く、さほど目新しい話は出なかったものの、ビーム編集長そのヒトの口からナマで発せられるとやはり印象深いものがある。「やれることはなんでもやっていく」「編集者が出張るくらいなら大した手間じゃない」「ゲリラ的に、ベトコンの心意気で少しでも長く前線を維持し続ける」といった編集者としての気概に満ちた言葉はイチ読者としてはとても頼もしいし、イチサラリーマンとしてはそこまで深くうち込める仕事というものに羨望の念を抱きもする。

 そんな感じでトークショウはなかなかよかった。もっと色々な話も聞きたかったけれども、1時間弱も立ちっぱなしで正直足と腰が限界。帰りがけに出張編集部の原稿持ち込み場所を見るとヒロポン(編集の広瀬氏)がいた。ホントにマンガのまんまの恰好だった。

 以下、今回の購入ブツ一覧。20サークル24冊。

サークル タイトル 著者
÷い人。『PRISM』さちこ/やなしろ雅
ケネディ U.S.M『TWO STORY TOWN』緑山りょう/オノ・ナツメ
Hee-Haw『虫』
『XXX』
藤ノ木いらか/衣羅ハルキ(ドンハルキ)/百井葉月(桃井葉月)
みりめとる『ファンシー段平』小田智
いしらばすっ!『恋する惑星』西尾ちゃちゃ
CATHARSIS『私小説』
『糸』
相原こう
kohji r.yamamoto『piannist』山本晃士
R-Gray『さいはて』泉川康裕
がらくたサーカス団『オレンジウイッチ』一文字ござる(こざる?ごさる?)/やまがた
VENUS FLY TRAP『GEEK LOVE』カナビス
ちくちくNET『ポポロン TV』西村竜
数学とミシン『走る空のように音楽あふれる言葉』
水燈『あかい雲』夏目わらび
ペンキヤ『ペンキヤ』
『penkiya 2』
加澤匡人/KRBK/味山博之
エンコ。『アレグロ』匡人/世多
Lady Maid 『僕とネリーとある日の午後』
『Mary Banks』
県文緒
METAL ZIGZAG『カラガラ』九紫奇寧
逆ギレ刑事『あした』袴田めら
ガソリン『日日』SAI2CO
ぱるぱらん『ホニホニ』李エルザ


 

 
2000/11/11(sat)

 自転車で家路を急ぐ。日が落ちて寒くなってきた。

 どこかで太鼓の音が響いている、と思ったら、のろのろと進む山車と、そのまわりで踊る人たちの姿が見えた。この寒いのに祭りらしい。小気味よく打ち出される音が夜空へと吸い込まれていく。この季節に祭りというのも悪くないかもしれない。太鼓の音が寒空によく似合っている。今夜は月が明るい。照らす光が冷えた空気にさえざえとしたものを与えている。地面にはくっきりと自分の影が落ちていて、夜にまぎれてしまわない。

 粛々とした気分のまま帰宅。コンビニに寄るのを忘れる。

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 明日はコミティア。トーキョービクサーイト。

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 能田達規『おまかせ!ピース電器店』13・17〜20巻、天野明『ぷちぷちラビィ』1巻、SUEZEN『マリンカラー』1・2巻、今市子『百鬼夜行抄』1・2巻、瓦敬助『菜々子さん的な日常』、祭丘ヒデユキ『レ研』『アフタヌーン シーズン増刊 AUTUMN』『コミックビーム』12月号を購入。

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 メモメモ。12/21発売のアニメDVDで買うヤツ。

 『人狼 JIN-ROH DTS Edition』
 『フリクリ』vol.5「ブラブレ」
 『星界の戦旗』vol.4

 

 
2000/11/10(fri)

 会社で遺伝子組み換え食品の表示義務の拡張を求める署名の協力(うろおぼえ)とかいうのが回ってきた。署名した。署名活動とは云ってみれば市民による地域に対する示威行動で、法的にはチカラはないが、チカラを持ったヒトたちへのプレッシャーとして、あるいはチカラを示したいヒトたちの理由づけとして機能しているのだと認識している。まあがんばって。でもこの署名が効を奏してより詳しい表示がされるようになったとしても、オノレでまったく自炊することのない、出来合いのものしか口にしない私自身がどの程度その恩恵を享受することができるのかはとても疑問。コンビニの弁当や惣菜、定食屋のメニューにまでこれらの表示義務が及ぶとは思えないし、及ばれても正直面倒くさいので勘弁してほしい。ボクは賢い消費者にはなれそうもない。

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 能田達規『おまかせ!ピース電器店』12・14〜16巻を購入。

 

 
2000/11/08(wed)

 動画を落としている待ち時間を利用して「コミティア54」のカタログチェックなどする。カット絵とサークル名を確認して会場配置図のブース番号に○印を点けていく。ひととおり印を点け終わって気付くのは、中央通路に面したブースの印の多さ。コミティア実行委員会によるサークル配置に見事にはまってしまっていてなんかくやしい。特にH列の上の方、コミックビーム原画展のすぐ隣の集中ぶりはヒドイ。ここ一帯をまるまる買い逃したとしたらくやしさのあまり片ヒザをついてしまうだろうし、ここを日本赤軍の残党がピンポイントでテロリズムの標的にしようものなら日記の更新が3日は止まることだろう。どうか皆さん健康でなくともどうぞ長生きして末永ーく面白いものを描き続けてください。健康であればなおよろしいです。

 ところであいかわらず動物・旅行記といったジャンルにはまったく縁のない私。サルとかザリガニとか昆虫の擬態とかを題材にした本を誰か出さないかしらん。売れるヨ!とは口が裂けても云わないが。

 

 
2000/11/07(tue)

 ヤフーニュースをつらつら見ていてこんな記事を見つける。

<伊ピル論争>妊娠初期の中絶と政府に反発 ローマ法王庁(毎日新聞)

 要するに妊娠の始まりは受精からなのか着床からなのかという話らしい。イコール人間の始まりという論議。それによりどこまでが避妊でどこからが中絶なのかが決まる。個人的には、うーんどうだろ、おめでとうございます×ヶ月ですよと産婦人科で云われてどんな表情をしてよいやら困って初めて妊娠というか。そうなると着床してからが妊娠というのが私の考えみたいですが、でも確たる意見というワケではないです。驚いたのはこの記事が死刑問題にカテゴライズされていたということ。なぜに死刑問題?記事の下のほうに書いてあるが、「子宮内の罪のない生命の安全が脅かされている現実を認識すべきだ」という発言を、3日にローマで開幕した死刑廃止など人権問題を討議する欧州会議の冒頭で法王ヨハネ・パウロ2世がしたという。どうもこのことだけでこの記事は死刑問題にカテゴライズされてしまったものらしい。たしかに死刑も中絶も同じ人権問題なのだろうけどそりゃムチャでしょうに。医療とか倫理とか他に適当なのはなかったのか。避妊・中絶の記事を死刑問題で見るのはかなりショックですよ。受精は罪、中絶は罰なのかって。断罪され葬り去られる受精卵。ボクらはみんな恩赦によって生まれてきたのです。望まれたからではなく、赦されたからなのだと。この記事が死刑問題にあるのはまるでそう云っているかのようではないか。誰も彼もが生まれたときからスネに傷もつ前科一犯。

 

 
2000/11/06(mon)

 マンガが好きである。マンガは面白いと思うし、素晴らしいとも思う。だからマンガを買いもするし、マンガを読みもする。この不連続日記や日常会話での話題にもする。だからこそマンガが好きだという自分の気持ちに、他の気持ちや効果を背負わせたくはないなと思う。何が云いたいのかというと、最近とみに自覚せざるを得ないのだが、マンガを買うという行為の中に見えるストレスの解消という効果についてである。マンガが好き、マンガを読みたい。だから買う、それはよい。だが、好きなものを買うことでストレスを解消するというのは、どうにも余計な感じがする。そこに不純さを見てしまうのは私だけだろうか。一石二鳥のようにも思えるが、はたしてどちらが本命であるのかという疑いに駆られる。マンガが好きという気持ちが、突如足元からたち込めてきた霧に包まれてしまう。マンガを買ってストレスの解消というのには、マンガを好きであるという前提が必要であるはずだ。しかし大量に買い込むことによって、一冊一冊を読み込む時間はあきらかに短くなり、読む幅がやたらと広がったかわりに、密度は希薄になり、焦点はぼやけてしまった。部屋を見回してみる。目に入るところ、どこもマンガだらけだ。誰がこの部屋に入ったって、マンガが好きなんですねとしか云わないだろう部屋だ。にもかかわらず、途端に全てがウソ臭く見えてくる。たった今この場所に自分は誕生したのではないか、そう思えてしまうほどの違和感が本と本の間からせりあがってくる。私にはそれが、無形の怪物のようにも思える。ふと思う。この怪物を、この虚無を逃がしてはならない。常に自分の中心に据えておかなくてはならない。そう強く思った。

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 松本大洋『GOGOモンスター』、福本伸行『賭博破戒録カイジ』、原作/安部譲二・作画/深山雪男『アプサラス』1巻を購入。

 

 
2000/11/04(sat)

 ドリマガ付録の体験版収録GD-ROM。その中の『パワースマッシュ』というテニスゲームのホレました。いままでテニスゲームというとナムコの『スマッシュコート』しかやってこなかったので、キャラクターがディフォルメされてない現実的な頭身をもったこのゲームのインパクトは私的にはかなりのもの。なんでもキャラは実在のプロ選手達らしいです。操作感は見た目のハードさと違ってシンプルな1レバー2ボタン。にもかかわらずその操作から生み出されるキャラの動作や気合の声などは最高に気色よいです。ポイントが入るたびにガッツポースなどの選手の表情描写のカットが挿入されるのもとてもよい。ヤベエ絶対買う。体験版は1ゲームしかプレイできなくてメチャもどかしいです。発売は今月の23日、勤労感謝の日。セガに感謝しながらプレイ予定。アドバタイズデモかちょいい〜。

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 ヤフウニュウス。

 <特報・発泡酒増税>政府・与党が検討 1千億円増収に(毎日新聞)

 要するに税金の安い発泡酒の消費が伸びてビールが落ちたもんだから、税収減っちゃったヨ!オゥケイ!じゃあ発泡酒の税金上げよう!イェス万事解決!ナイスアイディア!アッタマいい〜。っていう話。なめんな。

 ビールはよく税金を飲んでいるようなもんだとは云われるけれど、私は具体的に税金がいくらなもんなのかを知りませんで、この記事を読んでようやく知りました。1リットル当たり222円ですか。私はほぼ毎晩500ミリ缶を2缶づつ飲んでいるからちょうど1日222円の税金を支払っているワケですか。30日で6660円。1年で81030円!なんてふうについついむやみに計算してひとりで憤っちゃうほど高い。日夜汗水鼻水色んな水をたらしながら働いては国にピンハネされているのに、ヤケ酒するのにもこんなに税金をとられているなんて。ケツの毛まで毟られるとはよくぞ云ったり。せめて体裁くらいよくしてくれないと困るよ国。暴れる。

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 能田達規『おまかせ!ピース電器店』9〜11巻、車田正美『リングにかけろ2』2巻、山田芳裕『度胸星』3巻、マツモトトモ『キス』7巻、樋口橘『MとNの肖像』、上山徹郎『電人ファウスト』、吉川博尉『禁 少年の系譜』、綱島志朗『ジンキ』1巻、『アワーズガール』『ティアズマガジン54』を購入。

 自主制作漫画誌展示即売会「コミティア」。54回目の今回は、11月12日(日)11:00〜15:30、東京ビックサイト東6ホールにて行われます。当日同会場では『コミックビーム』原画展も行われます。さらに今回は桜玉吉や鈴木みそ、須藤真澄といった作家の作品内にたびたび登場する『コミックビーム』編集長O村こと奥村勝彦氏のトークショウがあります。場所は原画展会場、時間は13:00〜14:00。いつもは買うモン買ったらそそくさと帰ってしまう私ですが、今回はそーもいきませんな。見ますとも聞きますとも。『ティアズマガジン54』に奥村編集長のインタビューが載ってます。

 Nitro+『Phantom』(win)を購入。

 

 
2000/11/02(thu)

 いえーいまだまだガンパレード・マーチおもしろいでーす。たまに誰が陳情したのやら3号機パイロットを下ろされて戦闘配備にボクの居場所がなくなったり、整備士の森さんがちっとも士魂号を修理してくれなくて途方にくれたり、うっかり持ち物が「おそろしい弁当」で埋め尽くされたり、原さんにサクッと一突きされてゲームオーバーになったりもするけれどボクは大丈夫。元気です。とりあえず配置換えを陳情したヤツ前に出ろコラ。俺を超絶人気者の速水としっての狼藉か。

 しかし熊本城で舞が死んだのにはやられました。日曜日に遊ぶ約束をとりつけてプールチケットまで用意していたのに。直後はマジ虚脱。それもこれも装備を整えていなかった自分が悪い。直前のセーブデータしかなかった自分が悪い。キックの鬼と化して奮戦したけれど何度やりなおしても3戦目は生き残れませんでした。ああ舞。舞。ゴメンよう。

 

 
2000/11/01(wed)

 黒書刊行会さんの泡沫の日々10/31からのネタ。「綾波育成計画(仮)」。どうぞ拙に惣流も育成させてくださいお願いしますガイナックスさま。といっても素直に育成されるタマじゃないだろうけど。シンジもちょっと育成したい。つかいぢりたい。その補完まった!

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 冨樫義博『HUNTER×HUNTER』10巻、秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』122巻を購入。

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 そうだったゴンたちはグリーンアイランドを手に入れにきたんだったよってことを10巻を読んで思い出す。目的のブツは旅団の手に落ちてしまったからやっぱりゴンたちはヤツラを追うしかないワケなのね。金を工面しなくてよくなったけども。ゴンは質屋に預けたハンター証ださんと。そうだ親爺たちと関係なく来てたミルキはどうすんだろう。そんなワケなので、はよ再開してくれ連載。

 今週のファミ通。ソフトウェアインプレッションのコーナーで、東浩紀さんが『トワイライトシンドローム〜再会〜』について書いてます。