<不連続日記>1999-04

暗くも怖くもない帰り道。


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 4月29日(木)「原点」

 私のネット上での原点はなんだろう。なにが私をここに存在せしめているのだろうか。

*** ここに『NAKI』というモノが在る。これは私という存在の、ネット上での代理名称として創造されたモノである。『NAKI』は、その名の下で吐き出される言葉が創り出す風を揚力として、ネット空間を飛翔する。それは取るに足ら無いほどに低くて短い飛翔ではあるが、確かに地からは足が離れ、さまざまな呪縛から解放される。私はその飛翔が好きで好きで堪らない。一度覚えた飛翔の快感が忘れられない。だから自らのページを創った。自らの言葉で存分に風を起こせるように。 ***

 これが真実であるという保証は無い。これは現在の私が想像したものに過ぎない。私という存在は常に様々なものに影響を受け、その形を変化させ続けている。現在の私と過去の私が連続した存在であるという保証などないのだ。

 はてさて、だからどうしたというのだろう。連続していようと連続していまいと私がここに存在するということに変わりはない。私という存在は常に保証されないが、同時に私以外の全てもまた保証されない。全てが保証されないというのであれば、保証と云う言葉自体すでに意味を喪失している。ナンセンスだ。

 私の右半分は『つまらない』と云い、左半分は『おもしろい』と云う。諦めたり無駄だと感じたりすることを理由に思考を停止して、肝心なことから目を背ける。常に答えを曖昧にし続けることで傷つくことから逃げている。足は地を拒否し、少しでも漂おうとする。ああ、つまらない。ああ、おもしろい。これもまた。

 結論はない。だからこの文章もここで終わる。まったく何を書いてるんだか。あーもう終わり終わり。


 4月28日(水)「掲示板」

 突然ですが、無料レンタル掲示板を借り受けて今までのものと差替えました。これまでのジオシティ版ゲストブックは自動改行をしてくれなくてそれはそれは面倒臭かったわけですが、なんとなんと新掲示板では自分でBRタグとか打たないでいいんですよ!信じられますか?か、かか、勝手に、か、かか、改行してくれやがるんですよ!いや信じられません!すごい、すごいぃぃ!きっとこれがウワサに聞く文明開化ってヤツに違いありません。ハッキリと聞こえましたよ、ええ、ええ、それはそれは澄んだ音がね!

 つーかやっとヒト並なワケですよ、いうまでもなく。本来ゲストブックであるものを今の今まで掲示板として恥ずかしげもなく使ってきたことがとんでもない話でした。まさに厚顔無恥。わざわざ書き込んでくださる人に本来必要の無い手間を強いた上、普通の掲示板であれば発生しない気苦労をかけ、しまいには『カキコ失敗しました。見苦しくてゴメンナサイ』なんてことまで言わせてしまうという、まともな神経の持ち主であれば『割腹の後自分で縫合、もちろんノー麻酔で』ぐらいのことをしてやっとイーブンて感じのキチガイ話だったんですから。ホント申し訳ない。いったい俺って何様?俺様?上様?死ね死ね死ねって感じでした。(まあ今までのは今までのなりの良い所がもちろんあったんですがね)ホント、今まで書き込んでくれていた人には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。胸が張り裂けそうです。いっそ張り裂けてお詫びを。ぶしゅッ。

「ありがとう、そしてごめんなさい」

 そんでもってそんでもって、

「これからも旧掲示板と同じように、あえて正直に欲を言えば、より一層のご愛顧を賜れればこれに優る幸せは御座いません」

 で、で、

「これからもDRYBOXを宜しくお引き立てのほどをお願い致します」

 これは余計であるか。とりあえず最後に、

「ありがとう」


 4月27日(火)「不治の病」

 森博嗣「幻惑の死と使途」を今日やっと読み終わった。いや長かった。読み始めた時はまだ年が明けたばかりで、テレビが正月の終わらない躁状態をまだ維持していた頃だったと思う。まだHP開設前、年度でいえばまだ98年度、FF8も発売していなければ、馬場も安室ママもまだ健在であった頃だ。しかし全体の3分の2ほど読み進んだところで入ったインターバルがあまりにも長すぎた。その間「5分後の世界」を読み終わったり、FF8と戦国TURBをほったらかしたり、HOD2のおかげで右腕だけが8センチほど太くなったり元に戻ったりした。まあそんなことはどうでもよいのだ。どれだけ時間が掛かろうが読み終わったのだから。いやよかった。祝、完走。エライぞ俺。あたりまえで大切なことから目を逸らし、読み終わったことばかりをひとしきり喜んでみたところで、次の「夏のレプリカ」に手を伸ばす。まだまだ読んでないヤツが山積みなのだ。森博嗣まとめ買いの自縛はまだ解けない。いや、面白いから別にいいんだが。

 まったく馬鹿は罪だと思う。許されざる罪だと思う。しかし罪を重ね続けることにしか贖罪への道を見出せないからこそ、馬鹿と呼ばわるのでもあろう。許したまわれ。罰したまわれ。でなければ教えてたまわれ、この馬鹿者に。


 4月26日(月)「過剰である悪、不足である罪」

 「亀に亀とはなんぞやと問うて、亀がなんか深遠な事でも言うんか。つまらん事考えとる暇あったら、まずは自分の器の限界を知る事や。あんたの行き先は、あんたしかよー知らんで」(奥瀬サキ『コックリさんが通る』1巻、狸花子の問いに返した圭狗のセリフ)

 うひょう、かっきー。惚れるね、マジで。つっても読んでないヤツにはここだけ切り取っても何がかっきーのかワカんないかもね。いやそんなことねぇな、ワカるか。まあ適当にワカってください。別にワカんないヒトはワカんないでいいです。興味が湧いたヒトは読んでみて。つまりコレって推薦文だから。

 ・・・

 自分の文章のセンスの無さにひとしきり涙したところで、皆さんコンニチワ、NAッKIでーす。皆さん元気ですか?俺は元気です。ユーゴやらオームやらで相変わらず世間は騒がしいですが、皆さんいかがお過ごしですか。俺のほうはなーんにもありません。仕事しかしてないんで日記のネタにも事欠いちゃって困ってます。さらにGWも仕事なんでもう死にたいです。でもでも、たとえ仕事でも、たとえカウンタが回らなくても、今日も日記を更新します。こういうのを孤立っていうんですかね。えへへ。たーのしー。

 ・・・

 なぜか目から真っ赤な涙が流れはじめたところで、皆さんコンバンワ、NAKIでございます。皆さん元気ですか?俺は元気ないです。サッカー負けたんで気分はブルーやらブラックやら、なんかよくワカりません。そういやDC起動してません。エロゲーもやってません。最近は信長ばっかりやってます。しかも島津家で。根性無しと嘲笑ってください。ハハハ。やっと今日九州を統一したんですよ。16年くらいかけて。内政終わってからじゃないと戦争しないですから絶対。たまに内政中に攻め込まれるとマジでムカついて武将捕まえてもパラメータも観ずに切り捨てちゃいます。うけけ。そうそう家宝を買い漁ったりもしてます。でもほとんど家臣にあげてません。民から徴収した金で茶器と南蛮品コレクションです。家臣連中優秀なヤツが多いんで家宝でドーピングしなくても良くやってくれてます。みんな忠誠度90以上だし。みんないい子いい子。まったくヘドがでますね。ヤツらは俺が島津だろうと本願寺だろうと同じなんですから。まあゲームですけど。

 ・・・

 ふわぁぁぁあ。皆さんオハヨウございまーす。NAKIっす。眠いっす。そうそう皆さん「プチ家出」って知ってます?俺も今テレビで知ったんですけどね。家出って自覚も責任感も無く・・・・・・・・・


 4月25日(日)「0−4」

 ワールドユースサッカー決勝なんですが、思いっきり観忘れました。つーか寝てました。放映時間を間違えて。テレパルには深夜3:15からって書いてあったからさ、目覚ましセットしてさ、もう熟睡ですよ。疑いもしませんでしたよ。でも実際は0:59からで、私が起きた3:00頃には既にゲーム終了。畜生テレパル、許すまじ。まあ0−4のボロ負けだったのがせめてもの救い。いやよかった。いやよくない。畜生め。

 なにはともあれ午前3:00過ぎに起きちまったので、せっかくだからネット徘徊。そしたらウチの掲示板にonkusoさん完全復活の書き込みが。給料日を迎えて電話料金支払いが済んだってことでしょうか。いや目出度い。オメデトさんです。またヨロシク。サガ2面白いの?

 読んだマンガの感想でも。「敷居の住人」主人公が、無神経で、何もなくて、焦燥して、もがいている。読めば読むほどタイトルネーミングが見事だと思う。オモロイ。「未来さん」いいなあ、こんな未来。謎機械サイコー。ポジティブ、ポジティブー。「蠢動」洗練されてないセリフがすっごくうるさい。でもそれがとても生々しい。「ゆらゆら」切ねー。ままならない。そんな感じ。

 今日、外は天気よし。漂う雲がやたらと爽快。でも俺は一歩も外に出ないで部屋でウダウダしてた。まったりとした部屋の空気に脳も活動拒否のようす。そんな日曜日でした。あーねむい。


 4月24日(土)「土曜の午後」

 もはや嵐と形容されるのが正しいのではないかと思えるほどに、雨と風とが乱れ狂っている。私の小さな折り畳み傘では上半身を守るのがやっとだ。フラッシュのような稲光までみえる。遅れて響く雷鳴がなぜか悲しげだ。私もつられて悲しくなる。雨は何の象徴か?風は何か?守れない傘は?雷は?ああ、つまらない。最高にくだらない。もう、どうだっていいや。疲れた、もうボロボロだ。

 雨にジーパンの裾を犯されながら、そんな考えに浸りながら、私は本屋のレジにマンガの山を築く。高く高く。いっそ天まで。バベルの塔もかくやというように。

●南Q太「ゆらゆら」
   紫色の帯を取ったら下は真っ白だった。キた。個人的に。
●やまだないと「ero*mala(エロマラ)」
   買うのはじめて。
●新谷明弘「未来さん」
   上に同じ。って他に出てんの?
●志村貴子「敷居の住人」(1)(2)
   上の上に同じ。
●園山二美「蠢動」
   上の上の上に同じ
●かわぐちかいじ「沈黙の艦隊 文庫版」(13)(14)
   ふう。あと2冊。
●COMIC CUE VOL.6
   上の上の上の上の上に同じ。水野純子「PURE TRANCE2 ドリーム☆タワー」が連載開始。ぐふふ。
●アフタヌーン6月号
   480円。ドリファンより安い。つーかドリファン高過ぎ。
●ドリームキャストマガジン VOL.15
   420円。ゲーム雑誌って高い。いやいやアフタヌーンが安いのか。

 雨を滴らせての帰宅。少し肌寒い。でも子宮のような部屋に戻って悲しい雷鳴も遠ざかった。そしてこれを書いている。買った本はまだ読んでいない。これからじっくりと時間をかけて読みたいと思う。深夜のワールドユース決勝まで。部屋の中では雨は降らない。だから傘もいらないんだ。


 4月23日(金)「日常」

 残業をした後帰宅し、夕飯としてパンを齧る。録画しておいたビデオを観、買ってきた雑誌を読む。風呂に入り、ビールを飲む。うわのそらでテレビの音だけを聴きながらパソコンを立ち上げる。うわごとのような文章を書いて、日記を更新する。回線を切り、ゲームを始める。手が疲れたらやめる。ビールを飲む。電話をしたり、電話をされたりする。回線を繋げて、ネットを徘徊する。徘徊する。徘徊する。徘徊する。疲れたら、回線を切る。ベットに入り、読みかけの本を読む。気がつくと、いや、気づかないうちに、意識は途切れ、一日が終わる。終わる。終わる。終わる。夢はみたり、みなかったり。剥がれ落ちてゆく身体。では、おやすみなさい。


 4月21日(水)「実はかなりおもしろい」

 萩尾望都「残酷な神が支配する(13)」

  『わからない わからない わからない』(イアン)

 イアンはジェルミに「グレッグ・ローランド」とのことを話させる。落下の予感から目を背けて。会話の中でもう一度繰り返される出来事。消えないグレッグ。愛と憎悪と罰の三者面談。繰り返し苦痛に身をさらすジェルミ。悲鳴が聞こえる。

 はっきりいって苦痛だ。この「残酷な神が支配する」を読むことは。文字どおり身悶えするほど苦しく痛い。でも続巻が出れば買わずにはいられないし、読まずにはいられない。どうしてだろう?物語の迫力にとりつかれたのだろうか?確かに先は気になる。見て見たいと思う。このハッピーエンドなど有り得ないであろう物語の最後を。

 ヒトは色々なことに目をつぶりながら生きている。そうしなければ生きていけない。だから自分を掘り下げる作業には大きな苦痛が伴う。でも思考停止にはもうウンザリなんだ。知らなければならないんだ。苦痛のワケを。

  『おまえも 世界を破壊するがいい』(グレッグ)

  『あなたにはムリですよ イアン』(リンドン)

  『誰か 助けてくれ』(イアン)

 でもまた、羽毛のクッションのようにやわらかで肌触りのよいものを求める。苦痛にもウンザリだ。

 物語は収束しつつある。周囲の色々なものとの接続が切れていき、世界が閉じつつある予感。終わりは近い。と思う。まるでこのページのようだ。うわシャレんならん。ぶるるるる。

 取り敢えず面白いから皆も読まれるがよいでしょう。「残酷な神が支配する」です。ぜひ一度。一服盛られると思って。ウソ。盛らないからぜひ。


 4月19日(月)「飼育的消費スパイラルウォーク」

 今日も平凡で変わり映えのしないそれはそれは幸福な一日でした。素晴らしいことです。今日も日々の糧を得られたことに感謝します。問題は変わり映えがしなさすぎて現在の状態を幸福であると認識できないことでしょう。生きていることも、仕事があることも、食べるものがあることも、全てが日々当たり前のようにそこに存在しているがゆえに。罪深いことです。どうぞお許しください。そして時々こうやって偽善者チックにまわりを見渡して、したり顔で日記のネタにする私を暖かく見守っていてください。だってネタが無いんですもの。

 さてさてネタの無い時は買い物記録でお茶を濁すというのがウチの通例。今日とて例外ではありません。なにやら金で物事の解決を図る薄汚い成金のようで厭な感じですが、資本主義社会の末端を担うものとしては消費の欲動には逆らい難いのであります。

 CD  SWOOP「BE WHAT YOU IS」
 ノベル 浦賀和宏「時の鳥籠」「頭蓋骨の中の楽園」
 マンガ 百瀬武昭「マイアミ☆ガンズ(3)」
     がわぐちかいじ「沈黙の艦隊 文庫版(11)(12)」

 以上です。CDやマンガはすぐに聴いたり読んだりできるのですが、ノベルに関しては先約が溜まりに溜まっているので、いつ読むことができるのか皆目見当もつきません。ところで買うだけ買って読まないのは、果たして消費と云えるのでしょうか?


 4月18日(日)「ホームドラマ」

 深々と降り注ぐ雨の中、渋谷はユーロスペースにてフランス映画「ホームドラマ」を観た。100前後の座席は8割方埋まっていた。

 平和な家庭が、夫の買ってきた一匹の鼠によって崩壊してゆくお話。鼠の放つヒトを狂わせる波長によって家族が同性愛、サド・マゾ、近親相姦に身を浸し家族の位置を次第にずらしてゆく中、父親だけが冷静に淡々と過ごす。全てを理解し受け容れているように振舞う父親だが、その実全てから目を背けているに過ぎない。結果卑劣な鼠と母親に評された父親は死ぬ。深く結ばれた母・息子・娘は元々存在しながら存在しないに等しかった父親の墓前から去ってゆく。本当の平和な家族として。

 途中父親は夢を見る。自分の誕生日を祝う家族。平和な家族に表出した様々なアブノーマルな性癖を全て許し理解しあい幸せそうに微笑み、ハッピーバースデーを唄う家族。それを父親はカバンから取り出した銃によって一人残らず撃ち殺す。そして息の無い家族を並べ、最後に自らの口に銃口を咥える。そんな夢。

 面白かった。もっと救い様の無いドロドロしたものを想像して観に行ったのだが、むしろ爽やかな印象だった。でも充分面白かったと思う。家族のあり方について考えさせられる、とまでは云わないが。観て損はなかった。単館上映でわざわざ渋谷まで出張らなければならないのが難だが、まあ仕方ない。なかなか異議ある休日であったと思う。こうして日記のネタにもできるし。

 そうそう「BLAME!」の2巻を買った。やはり良い。登場人物が少々喋り過ぎの感はあるが、それを差し引いても充分傑作であると思う。かえすがえすも読んでなかった自分に殺意。


 4月17日(土)「感情の濁流」

●感情の発露たる拙い言葉の羅列を許したまわれ。後悔は明日。

『腐り水』

動かない水はただ腐る
腐り水は厭らしい蟲たちに犯されながら
干乾びるのをただ願う

濁流は川辺と川底を削りながら渦を巻き
流れる塵屑を呑み込んで獣のようにただ唸る

「お願いです その猛々しい渦で この厭らしい私を」

あらゆる物全てを呑み込んでは
引き裂いて粉々にして混ぜ込んでゆく
恐ろしくも魅惑的な臭いを漂わせる
魔女のスープのように

「嬉しい これで」

ピクピクと蠕動するスープ
つまらなそうに濁流は唸った


●昨日買ったマンガ、弐瓶勉「BLAME!(1)」はスゴイ。誰がなんと云おうとスゴイ。不思議な現実世界、異形のモノたち、探索者・霧亥(キリイ)。スゴイ、スゴイスゴイ。オレアタマワルイ。でもマジ凄いので読め。これ読んでSSの「バロック」を思い出した。比べるのはおかしいかもしれないが、この手の世界はゲームよりマンガが勝る。圧勝。ゲームでこの感覚は実現できない。これを娯楽という作業に貶めてはならない気がする。読め。2巻は明日買う。絶対買う。掲載誌「アフタヌーン」を購読しながら今まで読み飛ばしていた自分に憎悪。


 4月16日(金)「休日」

 昨日徹夜勤務だったので本日仕事はお休み。貴重な平日の余暇を有意義に過ごそうとせかせかと活動です。具体的には目覚ましに頼らない正午過ぎの自然な目覚めに始まり、うららかな春の陽気に誘われての人力ニ輪車買い物行。現代の文化的欲求を的確に充足させうる絵と文章による書籍作品の購入をしたり。かつてミミズの肉使用疑惑という都市伝説まで存在したパン、肉、パンの順に積み重ねられた『血伊豆婆餓亜(ちいずばあがあ』なるハイカラな食物と、ジャガイモを棒状に切断し油で揚げ塩をまぶした主食的位置付けな『歩手頭(ぽてと)』なる食物と、ぐつぐつと黒く泡立つ業の深そうな『虎烏羅(こうら)』なる飲み物で腹の虫を回虫、いや懐柔したり。部屋に戻れば国民的電子的遊戯『信長の野望』にうつつを抜かし、次第に好ましく思えてきたヒゲガンダムこと『ターンAガンダム』にイギリス紳士を想像したり。異性と連絡をとって明日の約束を取り付けたり。普段と変わらない日常の中に小市民的幸福感を享受して頬肉を動かしていました。ピクピクとチックのように。


4月13日(火)「自失」

春眠 暁を 覚えずして なにするものぞ 我先んでて 枕に 頭を おく オーイエ

<眠>

ビクン

<起>

痙攣する身体 目前に迫る白いデスク

<焦>

押し上げる メガネ

上司の動きを そっと伺う やべえ やべえ

<嗚呼>

花もダンゴも 今はいらない ただ枕と ゆったりとした世界が あればよい

いやいや

花やダンゴは 後でいただきます 深夜にでも

ぐうたらら ぐうぐうたらら ぐうたらら それにつけても 金の欲しさよ

・・・

black out


 4月12日(月)「リップスティック」

 本日はドラマ「リップスティック」の第一回。私なんぞがわざわざ言うまでもありませんがヒロスエですよ、みなさん。ちゃんとチェックしましたか?ビデりましたか?もちろん標準で録画したんでしょうね?3倍ではヒロスエの美顔がくすんでしまいますよ。まあ、ちょっとやそっとの画質低下ではヒロスエの魅力を覆い隠すことなどできやしませんけれど。むしろそのきらめきに目をまともに開けないという諸兄には3倍が適当かもしれませんネ!

 などと言ってみたりもしましたが、実のところ今回の私の目当ては三上博史だったりします。熱烈なヒロスエファンの方には申し訳ないのですが、なんとなく30代後半にはとても見えない実は中年オヤジである三上博史の演技を久しぶりに観たかったのです。今回観れましたのでとっても満足しましたよ私は。口元を歪ませた顔がよいです。喋りも抑えた口調の中に熱を感じるものでヨカッタと思います。もうちょっと厭世的なカンジでもよかったんじゃないかとも思いますが。こりゃ自分の好みか。そういや三上博史ってアーティストの役が多いような気がします。指揮者とか歌手とか。単に私の観たドラマがそんな役ばっかりだったってだけなのかもしれないけど。次回はちゃんとヒロスエに焦点を合わせます。

 そうそう演出なんですが、私は冒頭のカメラワークが観ていてなかなか気持ちヨカッタです。アップ多用とスローモーション、誇張された足音。もっと光の効果をバシバシ使ってくれたらさらに気持ちいいのにな、と思いました。にへらへら。

 とりあえず第一話好きな私としては観れたこと自体にそもそも満足してます。問題は最後まで観続けることができるのかです。野島伸司ものは完走できたためしがありませんので。


 4月10・11日(土日)「合併号」

●土曜・日曜一括不連続日記で参ります。容赦せよ。

●るるるん、るるるん、スキップ、スキップ、電車でガウ!今回の週末は恵まれない天候にもめげず、たっかい電車代にもへこたれず実家へと帰還していました。理由は向こうの仲間と遊ぶため。私が実家へ帰る理由などそれ以外にはありません。たまには彼女でも連れて来いなどと両親は言いますが、お父さんお母さんゴメンナサイ、それはムリです不可能です。でもお父さんお母さん、ボクはがんばるヨ!そのうち電車一車両全部占領するぐらいの数の女の子を従えて凱旋帰宅するツモリッ!嗚呼、お父さんとお母さんの喜ぶ顔が目に浮かぶなぁ。待っててネッ!とりあえず今は『前向きに善処します』って言葉だけで勘弁してください。

●実家に来ていた姉にトシを訊いてみた。

 姉『なんでそんなこと訊くのよ』
 俺『いや・・・俺、こないだ26になったけど姉ちゃんいくつだっけかなぁと思ってさ』
 姉『(口元を歪めて)ハハ、自分がトシ食ったからアタシはいくつかって?32よ、32。数え年じゃ33よ。・・・どう?これで満足?ハッピーバースデーXXッ(俺の本名)!(吐き捨てるように)ハッピー!はッ・ぴ・いッ!』
 俺『(目を逸らして)ご、ごめん・・・』

すんませんでした、おねいサマ。アナタの人生に幸多からんことを。LOVE。

●買い物奮闘記録青春篇。実録。
マンガ篇。
 玉置勉強「恋人プレイ(2)」 完結。まあまあ。
 桑原真也「0リー打越くん!!(1)」 ラブリーと読む。気に入った。早く次を出せェェェェェッ。
 かわぐちかいじ「沈黙の艦隊 文庫版(9)(10)」 文庫版買って読みなおしている。なんとなく。

音楽篇。
 LISZT「FAMOUS PIANO WORKS」jorge Bolet 先日読んだ「キス」のせい。でもよかった。

ゲーム篇。
 DC、セガ「スーパースピード・レーシング」 未プレイ。

食事篇。
 マック、ダブルチーズバーガー・バリューセット(コーラ)
 マック、フィレオフィッシュバーガー・バリューセットLL(コーラ)+ベーコンポテトパイ
 備考:テリたまバーガーは早く終わって欲しい。

●ターンAガンダム。古き善き時代。普通に面白い。ヒゲ未登場。月にガルルルルッ。

●村上龍「五分後の世界」読了。ずれた時間を最後に自らの意思で合わせた主人公にちょっと感動。理解も癒しも必要ない。ただ厳然とした意思がそこにあればよい、と思った。


 4月9日(金)「三択」

 『サド』というキーワードで検索してイロイロなページを観てきた。マジでそれ系のページもあったがほとんどは普通の印象。しかしこんなことしてる自分にゆっくりと腐ってゆく印象。さてここで突然三択。あなたは断崖絶壁の上。360°逃げる場所の無い場所。落ちたら命は無い。そこに三つの救いの手。自分よりさらに高い安全な場所から紐をたらすAさん。遥か下方で落ちても大丈夫なようにクッションをひいているBさん。ヘリで近づくCさん。さてアナタは誰に救いを求めますか?・・・・・・選びましたか?で、どうなるのかって?どうにもなりませんよ。これ俺の自作三択でまだ結末を考えていないんだから。


 4月8日(木)「涙は枯れない」

 マツモトトモ「キス(4)」

 逆光好きの印象。夥しく溢れる光に全てが白へ。霞む線、濃すぎない影、そして残るセリフ。出てくる曲を無条件に聴きたくなりシーデー屋へと疾走する夕べ。

 『あの男 わたしを殺す気だわ』
 『なんでだろ ああしてピアノ弾いてんの見ると なんかもう なんにも言えなくなちゃうの』

 わーおん。いっぺん言われてみたい。

 しかしそこはピアノの音色のように遠くてゆるやかで私とは相容れない高級感漂う向こう側の世界。頬つたう涙。


 4月7日(水)「萌えってヤツ」

 三浦建太郎「ベルセルク(17)」について。

 この巻の主役は皆さんおわかりのとおり盲目姉ちゃんファルネーゼです。ぐるぐる眼がとってもステキでシビれます。あの揃えられた前髪で頬なんか赤らめられちゃった日にゃもうってなもんです。モズグスの言葉に感動してるし。ぜひ続巻も堕ちるスレスレのところで悶えてほしいですね!

 ベルセルクを読むたびに思うこと。
 『ちゃんと球だよ、眼球が』


 4月6日(火)「末期症状」

 ゲーム。仕事から帰ると取り敢えずゲーム。ゲームゲーム。昨日もゲーム。そしてキョウもまた。

『ハーイ、XXさーん。お注射の時間ですよぉ』
『ガルルルル』
『ハイ、ちゅー』
『ビクン、ビクン』(眼球がひっくり返る)
『ハーイ、よくデキましたぁ』
『ビクン、ビクン』(涎が口の端から首筋へと流れる)
『ハイ、コントローラーでぇす』
『ビクン、ビクン』(下半身から汚臭が漂いはじめる)
『ほぉら、ちゃんと持ってくださぁい』
『ビクン、ビクン』(全身にオビただしい量の汗が噴出す)
『ハイ、スタート』(ぱんと手を打つ)
(バネ仕掛けの人形のように突然起き上がるとひっくり返ったままの眼で何も映っていないTVを睨む)『ガァンガァン、ドキュドキュドキュウウウン、キキキイィーッドシャ、奈美がぁ奈美がぁ、うわぁぁん一向一揆だよぉ、やったあ百地三太夫が入ったぞぉ、わーいわーい、うーんやっぱ樟葉の方が育て易いネェ、アハハ、バスケットボール舐めてるよコイツ』
(ゲラゲラと笑う女)『すごい、すごぉい、いっぺんに4つもゲームをやってるぅ。あったま悪いんだぁ、どれもこれも中途半端でどれひとつとしてマトモに進まないでやんの。飽きっぽくて集中力がなくて根性無しで髪の毛が不潔っぽく長くっていっつも同じ服を順繰りに着ていて四半世紀以上も生きてるくせにまるで精神的に進歩してないのがイッパツで看破されちゃうくらい薄っぺらい人生経験しかもっていないんだわ。クズねクズ。きゃー襲われちゃう』
(汚臭を漂わせ小刻みに震えながらコントローラーを振り回す男)
(唾を飛び散らせてバカ笑いを続ける女)

 そんな日常はいかが?ゲームは楽し。レッツ妄想。

 CHARA『STRANGE FRUITS』を買う。レッツ散財。個人的不況に向かってダッシュ。


 4月4日(日)「ジャンキー」

 ゲーム三昧、ゲーム漬け。ゲーム浸りとゲーム逃避で今日は親のカタキを追い続ける町娘のごとく執拗にゲームばかりしていたぜチキショウ。『花見とかしないの?さびしーね』だと!さびしいとしか思えないテメエの了見のほうがよっぽどサビシイじゃねえか。なにが『私って感受性豊かだから』だ!自分でいっててバカバカしくなんねえ?あーやだやだ。・・・・・・・・・・・・・・・失礼しました。ちょっと思い出しキレしてしまいました。ええと、なんでしたっけ。そうそうゲームね、ゲーム。今日やったゲームは以下の通りです。

弟切草(PS)
EXODUS Guilty(PS)
WoRKs DoLL(PC)

 サウンドノベル、AVG、シミュレーションと非発散系のコツコツシコシコ型。それだけにやり始めると止まらない中毒性を持っているのですが、同時にストレス蓄積型でもあるので、はたしてカタルシスが得られるまでプレイし続けられるのか、ゲームに対する持久力がめっきり衰えてしまったここ数年のていたらくを思うと、途中で投げ出さずに最後まで続けられれば僥倖とすら言えるのではないかと思う次第なのですよ。つまり面白れえけど面倒臭いからダメかもってこと。もったいない、もったいない。ゲームに費やした金を貯金してれば今頃は・・・。なんて淋しく無益な結果論をいってみる。ヒヒッ、ヒヒヒヒッ!ああッ!ああああッ!もっとッ!もっとゲームをッ!


4月3日(土)「虚」

「泣かないで 泣かないで」

キミも早く彼女ツクんなくちゃダメだよ。

「泣かないで 泣かないで」

キミとこんなことするのも今日でお終い。こーゆーのしちゃダメなんだから。

「泣かないで 泣かないで」

ワカッてる?人妻なんだよ、ワタシ。

「泣かないで 泣かないで」

ホント、ダメなんだから。クセんなってるゾ、キミ。

「泣かないで 泣かないで」

大丈夫。キミ上手いし、大きいから。大丈夫だって、すぐデキるよ、彼女。

「泣かないで 泣かないで」

ゴメンね・・・ゴメン。キミ、可哀想だったから。

「泣かないで 泣かないで」

ん・・・もう行くね。それじゃ、さよなら。

「泣かないで 殺さないで」

バタン

「泣かないで 殺さないで」

・・・・・・・

「・・・」

へえ

「・・・」

ティッシュがまだ残ってら。

「さよなら」


 4月2日(金)「さらっとね」

 井上雄彦「バガボンド」(1)(2)を買う。おばばのツラに一票。ナイスおばば。それとこのマンガ家の描く眉毛は巧いと思う。


 4月1日(木)「4月バカ」

 ビバリウムのエープリルフールネタ最高でした。『シーマン、DCから64へ!』ってやつ。こんなに見事に騙されたのは初めてでした。セガのDCBBSでもいくつかのデマ話が出回ってましたが、こりゃいつもと変わりませんな。スクウェア参入決定とかさ。しかしわざわざタイトルで「ウソです」と断ってまでエープリルフールに参加しなくてもいいと思います。それともウソというのがウソで本当は確定情報なのか?そういやムネカタさんとこもやってました。『全ての過去を捨て広末ファンページとして生まれ変わります』って。トップページそっくり替えて。ビバリウムやムネカタさんのところを見ているとやっぱりこういうことに手間を惜しんじゃいけねぇなと思います。さすがです。さて当DRYBOXですが、今日の日記のネタにしている以外はエープリルフールには参加しておりません。今日がエープリルフールだということをそもそも忘れてましたし。普段の生活ではエープリルフールなんて何年も意識しませんでしたが今回インターネットで久しぶりに触れて新鮮な感じです。さすがですインターネット。ってのは褒め過ぎです。でもカンシンしちゃった。偉そうですね私。