●F.A.Heckel(1910年代製 B管)

私が今大変気に入って使っているヘッケルを紹介します。
ヘッケルは3代に続いた楽器職人でした。初代のヨハン・アダムがドイツの
ドレスデンに工房を開いたのが始まりです。
2代目のフリードリッヒ・アルヴィン・ヘッケルの時代がもっともヘッケルに
とって華やかな時代でした。
音程が良く、当時のドレスデン・ザクセン公の「宮廷御用達楽器製作者」の称号を
受けたのも彼でした。
その特徴として、ベルには「王冠マーク」と「ドレスデン・ザクセン…・・」と
刻まれています。
3代目テオドールになると、現代のウィーンフィルやベルリンフィル、ドレスデン
国立歌劇場などで名器として受け継がれてきました。
現在、ヘッケルは作られておりませんが、近年、ドレスデンの若い「マイスター」、
B.C.マイヤーがヘッケルを製作していた時代の工具や図面を譲り受け、ヘッケルの
正式な後継者となったのです。
マイヤー氏の製作している楽器は、「ヤマハ銀座店」で見ることができます。
興味の有る方は、東京に行った際、覗いてみてはいかがでしょうか?
とても綺麗な楽器です。
補足:ヘッケルはその使用に耐えられなくなったものが多く、本国ドイツでも、演奏に
耐えられるヘッケルはそう多くないということを聞きました。
歴史的にも貴重な楽器ですから、大切に守っていきたいと思います。
注:このHPを立ち上げて以来、ヘッケルを持っている方からメールを頂ました。私の含めて、
今、日本には10本位あると把握しています。
お知らせ頂いた方々、大変ありがとうございました。これからもヘッケルを大切に使い
ましょう。
全体
王冠マークのベル
ロータリー部分