研究内容(初級編)


最初に書いたように、私の卒業研究は「クロレラ培養液のリサイクル」です。
つまり、厳密には「クロレラの研究」ではなく、「培養液の研究」なのです。
培養液には硝酸カリウム、硫酸マグネシウムなどの無機塩が含まれ、これがクロレラの栄養源となります。この液体の中でクロレラが育つわけですが、クロレラが増えるにつれて栄養は消費されていきます。また、死んでしまった細胞から漏れ出てくるクロロフィル、タンパク質などで培養液は汚れていきます。そのため培養液は、現在ほとんどが使い捨てされているのです。もちろんそれでは無駄が多く、どうにかしてこの培養液を何度も何度も繰り返し使えるようにできないか、というのが私の研究の目標なのです。

現在までに、クロレラを培養した後の培養液から硝酸イオン、鉄、マグネシウムなどが減少していることがわかりました。これを古い培養液に順番を変えて加え、クロレラを加えました。すると硝酸を加えたものは明らかに培養液が緑になり、増殖していることが視覚的にも確認されましたが、鉄、マグネシウムを加えたものではほとんど増殖しませんでした。
現在行っている実験は、硝酸カリウムを除いて作った培養液にクロレラを加え、それで増殖するかどうかを見ています。これで増殖してしまうと、ちょっと困ったことになります。いや、かなり困ります
以後この結果から、培養液の再利用の可能性について考えていきたいと思います。


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