カラダを動かすことが好きだ。というよりは、週に3日は思い切りハードにカラダを動かさないとムズムズしてくる。かなり重症な運動中毒患者だと自負している。
そんな運動中毒患者が、プロの格闘家としての経験やトレーニング方法を交えながらちょっとカゲキな肉体改造についてオハナシしようと思う。タイトル通り運動はツライしクルシイ。しかし、それに耐えて乗り切った時、その向こうには筆舌に尽くし難いほどの充実感と頑強なカラダが誕生することは間違いない!おまけに運動中毒患者がこの世にまた1人誕生する?!
よく言われる理想体重の計算式に「(体重−100)×0.9」というのがある。これは運動することを前提としたカラダとしてはチト軽い。総帥は「体重−100」をゼロとして男性はプラスマイナス10kg、女性はマイナス15kgの範囲内が理想と考えている。
これをもう少し詳しく見ていくと、ゼロを基準に体重がプラス側へいくほど筋量が増加し「パワー重視の体型」となる。柔道やレスリングなどの組技系格闘技の選手の体型だ。映画俳優でいえばアーノルド・シュワルツェネッガーがこれに当たる。
これがマイナスにいくと筋量を抑えた「スピード重視の体型」となる。ボクシングやキックボクシングなどの立技系格闘技の選手だ。映画俳優でいえば、ブルース・リーはこの典型である。
ゼロはどうか?これは「水泳選手の体型」が典型だ。映画俳優でいえばジャッキー・チェンだ。
女性ではやはりダンサー系の人は良く鍛えられたカラダをしている。しなやかさも加わってマドンナなどは理想である。プロスポーツでは、既に引退してしまったが、テニスのガブリエラ・サバティーニなど豹を連想させるしなやかさと強靭さを併せ持つバツグンの体型だ。多分に総帥の個人的趣味が加味されていないこともないが…。
大体それぞれの体型がイメージできただろうか?このイメージをバカにしてはいけない。理想の体型をイメージしつつトレーニングすることは、目的意識を持つことによってトレーニングの継続を促す重要なファクターになるし、トレーニング中のコンセントレーションの維持にも役立つのだ。
先ずは柔軟から。最低でも10分はかけてしっかり行うことがケガの予防に繋がる。間接周辺や背中、太股、脇腹、肩などの大きな筋肉を中心に行う。柔軟が終わったところで、ウォーミングアップを兼ねたローインパクトでありながら心肺系及び下半身の強化に効果的な運動からスタート。ランニング、ウォーキング、ロープスキップ、バイシクル・トレーニングなどがこれに当たる。
表題にもある通り、これらの運動の目的は連続的継続的にローインパクトの刺激を与えることによって体温、心拍数、呼吸数を上昇させ、新陳代謝を活発にさせることだ。新陳代謝が活発になれば、体脂肪の燃焼を促すし、筋肉の成長を助ける。
さて、先に4種類の運動を挙げたが、各人それぞれの好みや環境によって選ぶものは様々だと思う。しかし、走るのはちょっと…とかエアロバイクなんて持ってないし、スポーツクラブにも入ってない…なんていう方にはロープスキップがオススメだ。つまり縄跳びである。
立技系格闘技ではウォーミングアップの定番であるロープスキップは、ロープ1つでできるお手軽な運動だ。総帥は普段練習前に15分ノンストップで跳ぶ。跳び方は右足2回左足2回。これを交互に続けるだけだ。この時注意することは、踵を浮かして行うことだ。そうすることによって下半身、特に膝から下のバネを十分に使うことができるようになり、さらにはフクラハギの筋肉を強化できる。おまけに引き締まった足首のラインも作ることができる。
ジムが休みの日には、軽いランニングの後30〜45分ノンストップで跳ぶ。その後シャドー〜ウェイトと繋ぐのだが、ロープスキップだけでもそうとう汗がかける。
時間的な目安だが、「パンクラス」の船木が書いた本を参考にしてみよう。開始から20分までは摂取カロリーが燃えるだけで蓄積されたカロリーを燃焼させるに至らない。20分以降からが蓄積カロリーの燃焼が始まるのだ。したがって、先に挙げた4種類の運動は30分程度を目安に行うことが望ましい。
これらの運動を継続的に行うことによって普段の新陳代謝、いわゆる基礎代謝量がアップする。基礎代謝量アップの1つの目安として汗のかき方で判断できる。ジンワリにじむようににしか出てこなかった汗が、ブワ〜ッと流れるように出るようになる。またカレーやラーメンなどを食べても吹き出すように汗をかくようになる。こうなればやっと本格的に運動するための基礎ができたことになる。
基礎代謝が上がらないうちに本格的なトレーニングを行うことはキケンだ。発汗量が少ないために体温が異常に上昇したり、疲れがなかなかとれなかったりするから注意が必要だ。
今回はここまで。次回が始まるまでに上記のトレーニングを週に3回やっておけば、本格的なトレーニングはより効果的に行うことができる。