さてタイミングがずれましたが、沼田君の「那須ハイキング」に出てきた沼原湿原について少し触れてみたいと思います。 以下の文は6月5〜7日 板室温泉へ行った時 綴った旅行記から一部引用したものです。 どんな湿原か多少なりとも理解が深まれば幸いです。
6月6日 沼原湿原この日は早起きのホトトギスに起され4時起床。 先ず中空に朝日を浴び妖しく輝く下弦の月を部屋から撮影。 その後そっとホテルから抜け出し温泉神社へ。
小高い丘の中腹にある神社まで約10分、 誰に合うこともなく、美味しい新鮮なくうきを胸いっぱい吸い込みながら静寂に包まれた道を歩いた。 神社に続く公園まで上って行ったが 昨年より時季は遅く既にヤマツツジは散っていた。 代わりに新緑を望遠、あるいはアップで撮ることにした。 撮り出すと結構時間はかかるもの、ジャンパーを脱ぎ あちこち適当な被写体を探していると あっという間に1時間は過ぎてしまう。
ホテルに引き返してきたのは6時半ごろ。今度はその周辺にレンズを向けることにした。 この時 昨日の夕方遭った印象深い御仁が庭にいた。 いろいろ芸術、写真、哲学、野鳥などについての話を拝聴している時、 家内が突然「失礼ですが、社長の室井さんですか」と問いかけると、「はい、室井です」と答えが返ってきた。 道理で話題も高尚、ホテルの成り立ち、経営方針などもすっかり理解することが出来た。
部屋に戻ると既に朝食は配膳されていた。 朝食後はゆっくり朝ドラ「どんど晴れ」を見てから予定通りの日程を消化することになる。 予報より空模様はよく、心は弾む。安全運転に心掛けエンジンを始動し、宿を滑り出したのは8時45分。 数年前、湿原に行った時は山道に入ってから後半1/3は悪路、もうもう立ち上がる砂塵に悩まされた。
しかしその翌年皇太子が当地を訪問、たぶん全面舗装化され、 今回は快適にドライブできるだろうとの予想は見事に外れる。 前回より砂利道は幾分減ったような気もするが終点付近は相変わらずの悪路。 時間が早かったせいか駐車場には僅か2、3台とまだ客足は少なかった。
春蝉、鶯、アマガエル、時々ウシガエルの合唱隊に囲まれながら、林、木道を歩く。 湿原には可憐なハルリンドウがあちこちに紫の花びらを広げ、 どうぞカメラへ上手に収めて下さいと言わんばかりに咲き乱れていた。
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帰り道、熊笹の黄変に気づいたが、なるほど枯死の前兆となる花をたくさん付けていた。 また誰も気にしないようだが、珍しい事に春蝉の抜け殻があちこちの木々、 地上から1メートル前後の所にへばりついているのを初めて見た。 そして幸運にも孵ったばかりの(?)蝉を1匹だけ撮る事が出来た。
駐車場近くにマイヅルソウは恥じかしそうに、また弱々しく少しばかり咲いていた。 レンゲツツジはまだ最盛期までに4,5日は必要か。 (以下省略)
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