わが家にも花荒し  (中島 節) -2008. 5. 1-


 最近あちこちで花荒しがはやっている。 この愚行がいったんマスコミに取り上げられると瞬く間に全国各地に伝染するとはあきれた話です。 防犯カメラに写っている犯人はどう見ても普通のサラリーマン。 どんな不満が勤務先に、あるいは家庭、社会にあるのか知らないが、 街路に植えられた可憐な花、店先に咲いている綺麗な花に八つ当たりするとは言語道断。

 実はわが家も花荒しの被害にあいました。 花荒しが社会問題になる1週間前の出来事。 退職間もなく兄と隣り合わせで、歩いて12,3分のところに墓地を購入しました。 外柵を作り1,2年するとヒヤシンスの葉が出てきた。 それ以降我が家のご先祖様として追肥をやりながら大事に育ててきた甲斐あってか 今年は数個の花が咲きました。

 今年もお礼肥を済ましてから数日後、兄の墓参りを兼ね墓地によって見ると、 そのヒヤシンスは見事に昇天し、真新しく掘り返された土、小石が淋しそうにしていました。 今話題のチューリップと違って球根まで抜き去られては もう来年に夢を託すことは全く不可能です。 墓地から拉致された私の花は一体どこに移植され鑑賞されることになるのでしょう?

 兄の墓参りと書きましたが、私の散歩コースの一つに私達の墓が入っています。 というわけで 私は毎月3,4回、線香を持参し9年前に亡くなった兄の冥福を祈っています。

 死刑犯になりたくて無差別に人を刺し殺す、そしてそれを早速まねる人がでる日本。 続いて硫化水素自殺が報道されると、 堰を切ったように続々と50名もの人が尊い命を気軽に捨てるとか。 最近日本は犯罪面ばかりでなく、 政治、経済、教育などでも末期的症状を見せているのではないでしょうか。

 宮城君にお尋ねしたいのですが、犯罪について事細かに、 繰り返すマスコミの狙いはどこにあるのでしょう。 定年退職された皆さん、一歩でも半歩でも明るく そして健全な日本社会の構築、 維持に努力しようではありませんか。(2008-5-1)