街路樹  (栗田 直久) -2008. 5.17-


連休直前に知人から日本画の展覧会である「39回日画展」に出展したとのメールを受信しました。 私は勤め人ではないので 連休の期間は避けて7日に水戸市の文化センターへ行ってきました。 隣の部屋では「茨城水墨画協会展」が開催されていたので、こちらも鑑賞できました。

毎秋 、「茨城県芸術祭 美術展覧会」は近代美術館・文化センターで鑑賞していますが、 近くのイチョウ並木はいつも黄葉の時期でした。 この場所に「緑薫る五月」に訪れたのは初めてです。 そして緑に息づいているイチョウ並木を見て、これが「エコ環境」だと感じました。

一週間後の14日、国道6号線の神峰公園入口から日立市役所付近の街路樹を見て「びっくり」。 すべての枝とてっぺんが幹から切り取られていたからです。 でも、樹木の生命力は強く、幹の周りは数センチの枝を伸ばし沢山の葉っぱを芽吹かせて、 幹全体が緑色になっているのは異様な光景で、 何の樹だろうと葉っぱを見ると、それはイチョウでした。

日立市には「アンズ通り」「カエデ通り」「ユリの木通り」などがあります。 我が家の近くは「ユリの木通り」ですが、 秋になって次々と落ちる葉が嫌われて 葉が茂る前に枝を伐採してしまいます。 その為、花が咲いたユリの木は見たことがありません。

こんなに枝の伐採が激しいと、街路樹本来の目的は何一つ果していません。 なぜ街路樹があるのか疑問になります。

もっとも悲しいのは、『落ち葉は誰が掃除するのだ』、 『伐採出来ないなら、樹を小さくしてくれ』との周辺住民の苦情・・・ こうなると街路樹の立場は無い。 伐採同然の街路樹はそれ自身も悲惨だが、 役割を知らず恩恵も感じていないのでは、私達の方がより悲惨である。(了)


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