単語の度忘れ (中島 節) -2009. 8. 1-


 栗田君の「プリンタインク雑感」興味深く読みました。 という私も安インクを使用中ですから。 私の場合はエプソン6色です。 純正品の値段は店によりけりですが\5,470の品を今まで使用していましたが、 ある時 某店でジット社エプソン用IC6CL50, リサイクルインクカートリッジを\2,980で発売しているのを知りました。 店で不具合の有無を尋ねてみるとほぼ心配はないとのことで、 一抹の不安はありましたが購入、使用することにしました。 「純正品ではありません。故障は保証期間内でも有償になります。このまま使用しますか」 といった注意書きが表示されますが「はい」をクリック、使用中。 現在のところ異状なしで安堵の胸をなでおろしているところです。

 さて本論に入ります。 皆さんも会話中に度忘れを体験していませんか。 でもこれは加齢現象の一つで別に悩むことはないようです。 確かに「あれこれで話が分かる老い二人」式で結構不自由なく会話はできています。 でも顔は思い出せても名前が出てこない、 花・鳥を見てもとっさに名前が出てこない時などは ちょっと焦りを感じるのも事実です。 皆さんこんな時どうなさいますか。

 私が一番良く用いる方法はゆっくり五十音アイウエオ、、、ヲを唱えます。 つまり単語の最初の音を見つけ出すためですが、 繰り返しも5度目くらいで 成果のない時はあきらめます。 あとは偶然に問題の単語が飛び出てくるのを待ちます。 不思議なことに 前後関係の全くない時、あるいは翌日になって思い出すことがありますね。 夫婦の会話ではどちらかが、おぼろげながらでも単語の前半か後半を思い出してくれると、 うまくいく場合があります。まさに二人でやっと一人前の働きです。

 私は野鳥、草花・野草が好きですから、 散歩中に 家内からそれらの名前を尋ねられることが多い。 もちろん 度忘れは多く とっさに日本名は浮かばないが、英語名が出てくることは屡です。 最近も 水鳥のカワセミを聞かれ、直ぐkingfisherが口から飛び出したが、 肝心な日本語は散歩中には出てこなかった。

 翌日、いつもの川べりを一人で散歩しながらアイウエオをやってみたが反応なし。 カワセミをよく見かける橋で 実物を見れば思い出すかもとの淡い期待で 橋の中央部に来たとき 幸運にも瑠璃色の鳥が橋の下を一直線に飛び抜けた。 しかし私の海馬は反応しなかった。 仕方なくアイウエオ、、、を繰り返したが効き目なく、家も近くなり諦めた。 それから 2百メートルも歩いたろうか、その時魔法のように「カワセミ」が噴出してきた。 帰宅後、このいきさつを妻に語り、カワセミ事件は一日がかりで解決しました。

 Kingfisher は king's fisherから生まれた単語で、ここの所有格は目的を表す所有格で 「王様(の心)を釣り上げた人→王様の心を虜にした鳥」が原義です。 つまり 王様の心を虜にするほど美しい容姿をした鳥という意味です。 川面に突き出た枝に止まり じっと獲物を狙い、 チャンス到来に見せるあの翡翠の鳥の素早い攻撃。 私は散歩中何度もこの素晴らしい一瞬の光景を見ては感動しています。

 最近では「ホウセンカ」を聞かれたが、知ったふりして仕方なくtouch-me-notと答え、 「私に触れないでね」の原義説明でごまかした。 帰ってから 英和辞典で調べ 日本名を教え、度忘れの告白をした次第。 ホウセンカの種子は手で触れるとパンと弾け飛散ってしまうのでこのように呼ばれるようになりました。 また同じ様に造られた単語に forget-me-not「私を忘れないでね→ワスレナグサ」があります。  (2009-8-1)

補注:1.所有;the boy's book「その少年の本=その少年が所有している本」、
 2.目的;the boy's rescue 「その少年の救助者=その少年を救助した人、」

 今年最初(7/17)のヘブンリーブルー(西洋朝顔)