本物のツキミソウ (中島 節) -2009. 8.18-


 お盆も終わり、朝夕急に涼しくなってきました。 その後皆さんお変わりありませんか。今回は時宜にかなう花の話をします。

一般にツキミソウという名で知られている植物は、黄色の花をつけるヨイマチグサ(待宵草)です。 この花は荒地待宵草と呼ばれるくらいで、どこにでも見られる身近な野生植物。 このことは昔から知っていましたが、 本物の可憐な白色のツキミソウを実際に見たのは昨年の夏でした。

私達の写真同好会に日立一高出身のTさんがおります。 彼女については 以前ちょっと触れたこともありますが、 Tさんは大の花好き女性で色々な花を自宅で栽培しています。 ある会合日に わざわざ本物の苗を持ってきてくれました。

我が家に来てから暫くしたある夕暮時、 やっと30センチ足らずに伸びた弱々しい茎の先端に蕾を見つけた。 しかし夜しか咲かないツキミソウ、ついうっかり見逃してしまった。 朝、雨戸をあけた時この失策に気づき、花に眼をやるともうピンク色に縮んでいた。 それから2,3日後、暗闇に妖しく、ひっそり咲く一個のツキミソウを鑑賞することができた。

そして今年は越冬したその株を大事に育て露地植えにした。 草丈はせいぜい50センチ、密生するわけでもなく、花数も少なく、極めて控え目な地味な花です。 開花期は6〜9月、今年はもう3,4回開花しましたが、いずれも一度に1,2個しか咲きません。 花の大きさはヨイマチグサより一回り小さく直径6センチ前後。

下に掲示する写真は最近撮影したもので 左側はもちろんフラッシュを使用しました。 昨年、親株の周りにこぼれた種子から10本ぐらい芽生えができましたから 来年はもっとたくさんの花がと期待している昨今です。 (2009-8-18)