高齢者運転講習と適性検査
    (中島 節) -2009.12. 1-


 楽しかった同窓会にお招き頂いてから早や一ヶ月余になります。 毎日三度、あの夫婦茶碗で緑茶を美味しく飲んでおります。どうも有り難うございました。

 さて今回は皆さんの後学のため、 ちょうど一ヶ月前(11月1日)に受講した講習・検査について簡単に述べます。 私の受講した市内の自動車学校は施設の都合で 受講者数を1日9名に制限しているので、 予約の電話を入れてから約2ヶ月待たされる始末(受講料金6千円)。 市内の混雑を嫌い わざわざ水戸まで行ってきた という知人談を後日聞きました。 「午後2時開始ですから 30分前には必ず来て下さい」との要請に、 ほとんどの受講者は真面目に応え 時間通りに集まりました。

 最前列に席を取り 待つこと約30分、 高齢者の取り扱いになれた講師が 約2時にわたる講習内容の概略を説明してから本番に入る。 が決してスムーズに本番に入れたわけではない。 難聴者、補聴器を忘れてきた人、 オート・マニュアルなどの説明用語が理解できない人などで 同じ説明を2,3度繰り返さなければならない。 高齢者にも恥じらいがあるから、なかなか「分かりません。聞こえません」と素直に云ってくれない。

 先ず記憶力・判断力の検査。各自腕時計を外し 裏返して机上に置く。 10数分の話が済んだ頃、長短針を入れ 現在の時間を絵で表示するよう求められる。 それから記憶力のテスト。1枚に4個の絵が描かれたカードを数秒間隔で4枚見せられる。 意地悪なことに(?)すぐ回答するのでなく、次の問題に話題は移り約10分経過後、 では先ほどお見せしたカードに載っていた品物を思い出して書いて下さいとなる。 「大砲、オルガン、ブドウ、、、」と8個しか思い出せなかった。

 これに続き、これら品物の特徴・ヒントを1行で書かれた用紙に品名を書くことになる。 これは私にとり誠に簡単、10数秒ですらすら書き上げ、 鉛筆を置くと 講師はもう済んだのですかと驚き顔。

 このようなことが済むと、部屋を移動しシミュレーションで反射動作の検査。 それから2,3人に分かれ グラウンドに出て、運転操作のテスト。 前回の講習と違い コースも長く約10分グラウンド内を運転。 この頃になると そろそろ日も傾き風が寒くなってきた。 この後 校舎に戻り視力、視野の検査となる。 視力1.2、両眼視野角度165度と 検査官も驚くほどの好結果。

 これで検査は全て終了。最初の部屋に戻ると間もなくお茶とケーキのサービス。 3時間余も 飲まず食わずの後だけに 和んだ美味しいお茶時になった。 でも全員が検査終了したわけではない。最後の視力検査をせずに入出し、慌てて飛び出す人も。

 全員揃ってから、検査結果表が各自に手渡され、その見方の説明を聞く。 「皆さん、結果表からもお分かりのように、なるべく夜の運転はしないで下さい」と云っている頃、 外はすっかり暗くなっていた。「午後2時からの講習会は今日が最初。 こんなに暗くなるとは予想していませんでした。 くれぐれも安全運転でお帰り下さい」との弁解が明るい教室内に空しく響いた。

 一方受講者からは「緊張した半日、ああ疲れたネ」の声があちこちからあがった。 更新手続きに必要な県公安委員会発行の高齢者講習終了証明書を頂き、 校門を出るときは既に5時半を回っていた。

 この講習受講者は一応 全員 終了証明書を貰えることになるが、 検査結果によっては 更新がスムーズに行かない場合もあるらしい。 脳梗塞の後遺症らしい杖をついた受講者を最初から最後まで別室で待っていた奥さんが、 講習終了すると同時に教室に入り「あなた大丈夫。合格した?」の光景には、複雑な心情が錯綜した。

 この秋は寒暖の差が大きかったせいか、 我が家で10年くらい栽培しているカトレヤ(写真)は 例年より2ヶ月も早く開花しました。 シンビジュームも間もなくです。ご覧下さい。

 では皆さん、今年もあと一ヶ月、元気で良い新春をお迎え下さい。 (2009−12−01)