さて今年は最近地元の人によってコースが開発された高萩市の花貫ダム南に聳える? 都室山450m・横根山389mの縦走約6.5キロ200分で計画を立てましたが、ちょうどこの日 だけが雨マーク、予報によると前日昼頃からの雨は朝には上がるとのことで決行を決め、 しかし朝7時過ぎの出発にはしとしとと気合を削ぐ秋の雨、それでも予報を信じて目的地の 近くまで28名乗せたバスを走らせました。登山口に来てもまだ雨の止む気配は感じられません。 やがて止むと分かっていてもこれではお昼時間くらいまでかかってしまうと、バスの中で 希望を取れば決行に挙手は一名、迷うことなく取りやめにできました。主宰者としては雨の 登山道での滑落などの万が一の心配が多く、正直ほっとした一瞬でした。
このような急な中止の場合、問題はその後の予定の取り方です。まずは最近紅葉の人気ス ポットとして都心からのツアー客の多い花貫渓谷を雨の中散策することにしました。驚いた ことに駐車場は有料、時間が早いせいか混んではいませんでしたが、係員によると混む時は 観光バスが1日80台も来るとか、青春時代にこの人気(ひとけ)の少ない隠れスポットで遊んだ 地元育ちの老人には隔世の感しきりです。
いわゆる渓谷沿いの道路はこの期間は通行止め、駐車場からしばらく歩いて紅葉のスポット である吊橋付近は、雨の中にもかかわらず都会並みの渋滞です。昔は見慣れていたせいか 印象はそれほどでもありませんでしたが、今になってなるほど色付くモミジ系の木々が多く これは紅葉の絶景ポイントだと納得しました。散り始めている紅葉は、ちょうど雨に濡れて 鮮やかさを増しています。道路に散り敷いた赤や黄の絨毯の美しさに思わずカメラを向けて しまいました。いま「濡れ落ち葉」という言葉で私たちの世代、仕事が終わって家庭に入った 男が濡れ落ち葉のように奥さんにくっ付いて離れないとからかわれていますが、莫迦にするな、 仕事の終わった落ち葉はこんなに綺麗です。
約1時間、紅葉に充分堪能した後は、大子の「奥久慈憩いの森」に向かい森林学習館という 施設がこのような時に貸してもらえることを思い出し、施設内での昼食を許可してもらい、 持参のボージョレヌーボーなどを回してミニ宴会、その後月居温泉、りんご園と回る頃には 雨もすっかり上がり、予定時間くらいには戻ってこられました。(了)
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