歴史に学ばぬ悪魔の所行
  (稲植 俊雄) -2011. 4. 9-


2011年3月11日の地震、津波、原発事故以来既に1か月近く経ちました。 今まで住んでいた町から避難して以来、多くの方々からお見舞い、激励のメッセージを受け取りました。 特に、中島先生、宮城、栗田、堀江、沼田、矢畑、樫村各氏をはじめ 他の同級生の皆さんからメールや電話でお見舞いを戴き、大変感謝しております。 このような皆さんも今度の災害で、多かれ少なかれ被害を受けておりながら励ましを戴き大変有難く思います。

福島第一原発も依然として放射能を撒き散らし、人体への健康被害の恐れ、 農産物や海産物への汚染を広げており、改善の兆しが一向に見えません。 多くの被災者が まだ各地の避難所で厳しい生活を余儀なくされております。

いつまで こんなことを続けるつもりなのか、政府、東京電力、 関係者には速やかに事態を解決する能力がないのか、 こんな悲惨な事態を引き起こすような原子力発電を何故行ったのか、慨嘆に堪えません。

今回の事故で、未だ人類は、 少なくても日本人は原子力発電を安全に操業する能力がないことを証明しました。 又、スリーマイル島原発事故、チェルノブイリ原発事故の悲惨な歴史に何も学んでいないことが明白となりました。 人類は懲りなく過ちを繰り返す、数えきれないほどの戦争、多くの悲惨な人災、 これが現実の人類と考えると、他の生物と比べて人間の知恵はなんと劣るのでしょう。

このような悪魔の所行を行う人間が作り出した災害を、一日でも早く終結させる為に、 生命を賭して懸命な作業を続けている人達がおります。 又、被災者の為に、自分を犠牲にしながらあらゆる援助の手を差し伸べている人達がいます。 この人達は別種の人類です。同じ人類である筈がありません。 今後、このような人達に人類の将来を任せたい、と考えているのは私一人だけではないでしょう。 (2011- 4- 9)


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