老いと病は人間必ず通る道
  (宮城 倉次郎) -2011.10.15-


 著名な作家のTV番組を見ておりましたら、「老いと病は人間必ず通る道である」と。 70代に入ったわれわれにとっては、まことに心にしみる言葉のひとつです。 9月末、重い腰をあげて市立病院で診察を受けました。口から胃カメラ、肛門から内視鏡検査の結果、S字結腸がんが見つかりました。

 去年の秋ごろから、俗に言う下っぱらに違和感を覚え、踏ん張りが効かなくなりました。 カラオケで歌っていても、下っぱらに力が入らないのでうまく歌えません。 少し酒を控えて、暮には堀江、矢畑両君と東京で忘年会をやりました。 しかし、下っぱらに生ゴムの腰痛ベルトをまいてやっと歩ける状態でした。

 年が明けると、約3キロほど痩せて体重67キロに。 見た目に、体つきがすっきりしましたが、「これはおかしい」と思わざるを得ませんでした。 時々、ウンチに血が混じるのか黒っぽい便も。 昔から胃腸が弱く、小学校のころ、よく左わき腹を押さえるようにして痛みをこらえ、早退したことがあります。 もう亡くなった姉が、「そういうときのお前の顔が一番りりしい」と、よく言っていたのは懐かしい思いでです。

 ところが、その後 食欲は旺盛になり、朝晩の体調は元気そのもの。 おそらく酒を一週間に一度ぐらいに減らしたのと、長い間お世話になっている漢方薬のせいでしょう。 折から東日本大震災が起き、毎日、新聞やテレビにくぎ付けになる日々でした。

 しかし、このところ下腹部の違和感はおさまるどころか潰瘍のようなイライラ感が増幅、 パソコンを使った在宅作業も集中力が途切れて苦痛に思うようになりました。 そして、しくしく痛む日も。ついに意を決して病院へ。症状を聞いた内科医はすぐにCTや内視鏡の検査日程を組んでくれました。 その結果が先の結論、腸のただれは約4センチ、幸いリンパや他の臓器への転移は見られず、腸の一部を切ってつなげればよくなるとのこと。 開いてみないと分からない部分もありますが、月末には手術となる予定です。

 小生、06年11月に不整脈が原因でペースメーカーを埋め込んでいます。 そのため 心臓の検査から肺活量の検査まで、開腹手術に耐えられるかどうかのいろいろなチェックが行われました。 CT2回、大腸エックス線検査など、検査漬けの日々が数日。そのたびに下剤を掛けたり検査食しか摂取できない日々がありました。 24日からの週で、それも終了します。

 生来の のんき者、というかレスポンスの悪い方。 それでも心配になって確かめたところ、現役当時から団体加入し、毎月結構な掛け金を払ってきたスーパーがん保険がこんなとき役に立つことが分かりました。 まず、ひと安心です。しかし、楽しみにしていた同窓会は出席できそうもありません。 事情を話した幹事の稲植さんが待ってくれてはいますが、それもかないそうもありません。いま、唯一の心残りです。 みなさんどうぞ、楽しんでください。(2011・10・15 宮城倉次郎)


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