この物語の元祖はラフカデオ・ハーンが「日欧人の~のついての考え方」の中で触れられた A Living God(生き~)です。 この話に感動した小学校教員中井常蔵(1907〜1994)は、文部省教材募集(1934、 昭9)にこの話を翻訳、 再成して応募し入選、そのまま教科書に採用されることになりました。 その後、この「稲むら火」は The Burning of the Rice Field という題名で英訳され、 1993年 アメリカ・コロラド州の小学校の副読本として使用されようになったとのことです。
| 物語の概要: | ある時ただならぬ大地震が起きた。大変だ。 津波が来ると高台に住む庄屋、五兵衛は思った。 そこで村民を救助するため、迷うことなく、脱穀寸前の貴重な稲束に火を付けた。 これを見た村民は大人も子供も、庄屋の家が火事だと云って、皆 消火のため駆け上ってきた。 間もなく 荒れ狂ったような津波が襲ってきたが、全員無事にこれを回避することが出来た。 |
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「稲むらの火」(179頁中の8頁を当てる)が登場するのは4期、昭和8年のサイタ サイタ サクラガ サイタ版からです。 次の改訂5期は昭和17年でアカイ アカイ アサヒ アサヒで「稲むらの火」は削除されたようです。 戦後は国定教科書が廃止され、23年から検定製になり今日に至っています。皆さんはどの国語教科書で勉強したのでしょうか?
| 追記: | 先日「かざぐるま」昼食会後に、約40名の参加者にこの話をしました。 最後に復刻版の教科書を、読書の上手い女性館長に依頼し朗読して貰えました。 異口同音「感動しました。いい話ですね」の感想にほっとした次第。 |
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