皆さん、 明けましてお目出度う。元気に明るく新年をお迎えのことと思います。 さて正月にちなんで今回は「お屠蘇」のことを書いてみましょう。
現在では、お屠蘇と言えば一般的に正月に飲む普通の酒を指しています。 しかし 本来は邪気を払い 長寿を願うための漢方薬(薬用酒)。 恥ずかしながら、私が初めて飲んだのは39歳の時、某校長宅に新年の挨拶に出向いた折り、 味、香りの悪さに驚きました。
後日、これが山椒、桔梗など五種類の組み合わせ薬草を日本酒に漬け込んだものと知り、一応納得しました。 また 正式には屠蘇用の酒器(銚子、杯、杯台、屠蘇台)を使って飲むそうですが、 これでは現代から見放されるのも自然の成り行きでしょう。
最近のある統計によると、お屠蘇は知っているが飲まない人が6割とありましたが、 飲まない人はもっと多いのではないでしょうか。 一般的には、お正月最初に飲む日本酒一杯を、お屠蘇と呼び、 これを召し上がる人はたくさんいると思いますが。
皆さんはいかがですか? とにかく自分の口に合った美味しい日本酒を屠蘇と信じて飲むのが一番でしょう。 以前は年末になると薬局などで、酒に浸す「屠蘇散」が売れていましたがが、最近はどうなっているのでしょう。
また お屠蘇と来ればおせち(御節)となりますが、今回、広辞苑を引き大変勉強になりました。 おせちとは正月ばかりでなく 節句のご馳走に用いる煮しめ料理を言うそうです。 しかし「おせち」と呼ばれ、正月の主役になってきたのは明治以降と言われる。
で 節句とは季節の変わり目などを祝う祝祭で、人日(じんじつ、1/1)、 上巳(じょうし、3/3)、端午(5/5)、七夕(7/7)、重陽(ちょうよう、9/9)と年五回あるとのこと。
私の生家では、正月三ケ日の朝食は 焼き餅と塩引き(塩鮭)に野菜の漬け物だけの誠に簡単な祝い膳でした。 これも料理に不慣れな男性だけの務めであるから、自然とこのように手軽なものになったのであろうか?
では 今年も、「百薬の長」と上手に付き合い、健康な年にしましょう。