ウイスキーとビール (中島 節) -2015. 3. 1-


 NHKの人気番組、朝ドラ『マッサン』で日本最初のウイスキー造りが最近話題になった。ちょうどこの頃読んいた『イギリスを 知るための65章 第二版』から、『マッサン』を補強してみたいと思います。

 ウイスキーはアイルランドで12世紀頃、またエリーさんの生まれ故郷スコットランドでは15世紀に飲んでいたらしい。また スコットランドでは18世紀になると小規模生産に禁止令が出されので、小規模生産者は山の中に隠れ大麦麦芽(モルト)だけを 原料にして密造。そして麦芽の乾燥に泥炭(ピート)を使ったので独特の香りを生み出すことが出来た。

 ウイスキーの語源は「生命の水」を意味するゲール語(大昔アイルランド、スコットランドで使われていた)ウシュク・べーハー(uisge beatha)の 変化したウスケボー(usquebaugh)から、 whisky(英語)、whiskey(米語)の単語が生まれた。では日本語、 さけ(酒)の語源は? 酒は勿論中国からの借用語だが、ではなぜ日本語でこの液体を「さけ」と言うようになったか? 『日本 国語大辞典』によるとシケル、スミケ、スミキ(澄酒)、サカエ(栄)など13個を挙げ正確な語源は不明と述べています。

 ところで私がウイスキーを飲み出したのは昭和28年、日立一高に着任したときでした。当時は昼夜の授業を掛け持ちした上に、 定時制のクラス担任をしていた。帰校時は夜の9時。疲れ切って、夜道を歩いて下宿へ向かうとき、明々と店頭を照らす酒屋に呼び 込まれるように立ち寄り、サントリーかトリスか忘れましたが、1本買い求めた。以後、週2,3度、水割りでグラス半分くらい 飲んでいました。後日、ある切っ掛けで当店に上がり込み雑談をする機会があった。驚いたことに、5月頃から、この人が今度一高に 赴任した中島先生だと知っていましたとのこと。実はここの奥さんの実家は私の生家と遠い姻戚関係にあり、親戚の娘の婿さんに どうかと話し合ったことがあると語ってくれました。世の中は広いようで、本当に狭いですね。

以前にもビールのことについて書きましたが、英国のパブでbeer(ビール)を注文するときは、lager(ラガー)、 black beer (黒ビール)、 ale (エール)、stout(スタウト)の何れかを選択し注文すること。日本人と違ってビールの種類には過敏です。 またラガーは冷やして飲みますが、その他は常温で飲むことになっていますからご注意ください。日本人は皆ビールは冷やして飲む ものと思っていますが、この習慣は欧米人にとりとても奇異に映るようです。

 


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