梅の旗弁 (沼田 吉治) -2015. 4. 3-


  今年の梅まつりも3月末で終わりました。今年は偕楽園と弘道館に23日もボランティアで出掛けましたが、期間中の前半は、 週末の天気が悪く、客数が伸びなかったようなので、後半の好天気で盛り返したかどうか心配なところです。

 梅花の咲き具合は大体平年並みで、水戸の六名木「江南所無」などのアンズ系もいつものように、お彼岸くらいには咲き そろいました。いろんな梅を眺めて40日、今年は特に旗弁(きべん、はたべん)という花の中の面白い現象を見てみま した。
旗弁とは通常マメ科などの花弁の中で一番上の目立った花弁のことで、旗を立てているようにして虫を呼び寄せる役目を します。ところが、梅の花では五枚の花弁の根元から散開する雄蕊の花糸の先に花弁が出てきたものを、旗弁といいます。 この現象は、桜、椿など他の樹木にもみられるようですが、観察してみると多くの梅花にこの旗弁が見られ、面白い現象 なので撮ってみました。

 「紅千鳥」という品種の梅は、この現象をみた江戸時代の粋人が、千鳥が飛んでいる様子に例えて命名したとか、残念な がら偕楽園の「紅千鳥」は、背が高く近接撮影はできませんでした。どうしてこのような現象が起こるのか、花弁を増や して八重になろうというのか、雄蕊が花弁に出世しようとしているのか、さらに虫を呼ぼうとしているのか、答えは分か りませんが、いずれにしても自然の仕組みは奥深く、小さな花にも生命の神秘を見る思いがします。

 この偕楽園に、3月22日中島先生が写真クラブの方々と電車でお出でになり、園内を40分くらい二人で散策し、梅の 花などを案内させていただきました。カメラマン風のスタイルも決まり、いたって颯爽としていて私たち年代かそれ以下に 見えましたことをご報告させていただきます。

鈴鹿の関座論梅烈公梅
滄溟(そうめい)の月佐橋紅白難波