1986年に初代デジカメを購入した時の動力源は単Vアルカリ乾電池4本でしたが、 当時のデジカメはすぐ電池を消耗してしまいます。 アルカリ乾電池は少しづつ電圧が下がっていきますが、 ニッケル水素充電池はずーっと電圧が一定で最後に急激に下がるのでデジカメの使える時間が 長く、アルカリ乾電池より多く撮影できます。 それでもより長持ちさせる為に液晶画面の表示を使わないようにする等、 涙ぐましい努力をしていました。
デジカメの仕様書にニッケル水素充電池でも使用出来る事が書かれていましたので、 ニッケル水素充電池を買ってみようと思っても、当時の日立市の家電屋の店頭にはなく、 東京に出張した際に秋葉原駅前の石丸電気で充電器と共に購入した事を覚えています。 当時はまだまだ容量不足(1300mAh)でしたが、充電池は経済的に助かりました。
この容量は時代と共に1300mAhから1500mAH,1900mAh,2300mAhと増量されていき、 現在は2500mAhrと私が使い始めた時の2倍もある電池が市販されています。 私のデジカメはアルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池が利用できますが、 最近はリチウム電池しか利用できないカメラもあります。 私はいざという時は色々な店で手に入るアルカリ乾電池でも使えるデジカメを 購入条件にしています。
リチウム電池、リチウムイオン充電池は 長持ちして、自己放電は無視できる範囲内なので、 電池の世界では一番優れた性能を持っていると思いますが、 他の電池に比べ値段が高く、色々な店で簡単に手に入らないのが欠点です。
ニッケル水素充電池を知っておこう
約8年間も使用した私が使用を薦めるのはニッケル水素充電池です。 というより、バッテリー切れという緊急事態の発生以外ではデジタルカメラに アルカリ乾電池を利用していません。 しかし、ニッケル水素充電池を知らないで使っていると失敗します。
デジカメの中に電池を入れたまま放っておいてしまう── けっこうありがちな事です。 放置してしまったとはいえ、充電してから一度も使っていない。 フル充電状態になっている筈のものである。 しかし、いざ撮影してみると驚くほど少ない枚数で電池残量の警告通知が表示されて ギブアップしたことがありませんか。
冷蔵庫での保存は避けましょう
高温下で、より自己放電が激しくなるということで、 冷蔵庫などで保存すれば……と考えてしまいますが、駄目なようです。 結露したり、錆びることが充分に考えられ、 場合によってはデジカメ本体にダメージを与える可能性もあるらしいので、 冷蔵庫で保存しても良いことはないです。
自己放電の対策は直前に充電する
あくまでも自己放電を避ける対策としては、 使用直前(たとえば前の晩寝る前)に充電することである。 基本的に自己放電は時間が経てば経つほど進んでいきます。 経験では、1週間放置しておくとはっきりと体感できる位の自己放電が起きています。
デジカメは電池を贅沢に使っています
デジカメが要求する電池の能力というのは、かなり高く、 デジカメ側が要求している電圧を供給できなくなると、 たとえ電池側にかなり容量が残っていても「電池切れ」の表示を出してしまいます。 実際にデジカメから取り出した電池はかなりの容量が残っているので、 ラジオなどの他の製品で使用してもかなりの時間を使うことができます。
メモリー効果を知っていますか
メモリー効果とはニッケル水素充電池を使い切らないままに継ぎ足しで充電を行い続けると、 本来の容量を発揮できなくなってしまうという現象が起きます。 言いかえると、実際の規格以下の容量を自らの容量として記憶してしまう──ということで、 この現象がメモリー効果です。 「継ぎ足し充電を避ける」──これがニッケル水素充電池を使う際に気をつける事です。 なお、リチウムイオン電池であればメモリー効果は起きません。 リチウムイオン電池は高価ですが、自己放電が少ないだけでなく、 メモリー効果にも縁がない優れた電池です。
デジカメはメモリー効果の温床です
デジカメを使っていて 「デジカメで使用⇒容量が残っているまま充電⇒デジカメで使用⇒容量が残っているまま充電」 というサイクルを何回も何回も繰り返していくうちに、 メモリー効果は確実に忍び寄っています。 本来、500回は充電可能とされているニッケル水素充電池ですが、 こうしてメモリー効果が生じると再充電しても、 規格以下の容量を自らの容量として記憶してしまっているので、 すぐに利用できなくなってしまうので 「使えなくなった」と勘違いして使用限界が来る前に破棄してしまう場合もあります。
メモリー効果をリセットする方法
メモリー効果を起こしてしまった電池を回復させる方法は、 充電池のリフレッシュ(放電)だけです。 基本的には放電機能を持っている充電器に入れて、放電用スイッチを押すだけです。 しかし、私が持っている充電器には放電機能がありません。 そのため、玩具屋で「ミニ四駆の放電器」を購入して放電しています。 子供達は既にメモリー効果を知っていて放電器を活用していたのには驚きました。
しかし、放電を行うにもいくつか注意点が存在します。 放電にまで注意点があるなんて驚きました。
(1) 過放電に気をつける
まず、放電するといっても単三電池を利用する懐中電灯などは利用しないこと。
これをやってしまうと放電のしすぎが起きてしまいます。
これを『過放電』と呼び、電池にダメージを与えてしまう放電方法です。
このようにライトを使って放電を行うのは電池を痛めてしまうので厳禁です。
放電はある一定のところ(電圧1.0V付近)で止めなくてはならないそうです。
放電をするのであれば、かならず放電機能のある充電器か専用の放電器を利用すれば、
保護機能があるので過放電には陥らないそうです。
(2) 毎回放電しない
メモリー効果を防ぐためには充電池を通常の方法で10回ほど使用したあとで、
1回放電するていどで十分だそうです。
毎回使ったあとに放電することは、かえって電池を痛めることもあるそうです。
私はこの知識を知らず、つい最近までは毎回 放電していました。
(3) メモリー効果を解消するには数回の充放電が必要
メモリー効果がすでに生じてしまっているニッケル水素充電池の場合は、
本来の容量を思い出させるために、2〜3度充放電を繰り返さなければならないそうです。
一回の「放電⇒充電」で50%位まで充電、
更に「放電⇒充電」をする事で70-80%位まで充電、
「放電⇒充電」を三回繰返せば、ほぼ100%位まで充電できメモリー効果を解消できます。
新しい充電池には新しい充電器が必要
旧型の充電器では、新型の充電池を容量いっぱいまで充電できないことがあるそうです。 だけど、最新の充電器であれば、旧世代の充電池を充電することは出来るそうです。 ただし、同一の会社から発売されている充電器であれば、 次の世代の充電池を充電することは出来ることが多いそうです。
電池のセットを変更しない
ほぼすべてのデジカメは、単3電池は2本組、もしくは4本組にして使用しています。 予備用の電池を持っている場合も同じで、 この電池のセットはできるかぎり取替えないで、最初の組合せ状態で使い続けて下さい。 というのは、4本で使用しているときに1本だけ容量が低い状態の電池を混在していると、 低容量の電池に過放電が起きてしまい、充電池を痛める最大の原因になるそうです。
以上の様な雑学を知り、欠点、注意点を理解された上で、ニッケル水素充電池を活用して下さい。 私は現在、1900mAhの充電池を3組(1組4本)で使用していますが、 この充電池を使い切った時は、 その時期の最高容量である2300mAh、2500mAhまたはそれ以上の充電池に切り替えます。 そして、高くても放電機能を持った充電器を一緒に購入する予定です。(了)