茨城県芸術祭 美術展覧会
   (栗田 直久) -2005.11.18-

   柴田弘道君からのメール 2005.11.23


 11月12日から27日まで茨城県芸術祭が開催されていると沼田吉治君と柴田弘道君から メールを受信していましたが、今日(11/18) の空は澄み切った青空の晴天であり、 ここ最近は家に閉じこもった生活をしていましたので久し振りに茨城県芸術祭を観賞して来ました。

 今回も昨年と同様、水戸駅までは電車を利用し、 南口から千波湖畔にある近代美術館まではウォーキングです。 第一会場の近代美術館、第二会場の文化センター付近は銀杏並木です。 昨年の銀杏(11/16)は落葉が早かった為か緑の葉が多かったのですが、 今年は完全に黄一色で「今が一番美しい銀杏だぞ!」と アピールしていたので黄葉の銀杏をしっかりとデジカメで撮影しました。
      

 会場に入るとすぐ正面のホールには彫刻が展示されており、右側が入り口になっている 1階には日本画と陶芸を中心とした工芸美術、2階には洋画が展示されていました。 今日は平日の金曜日でしたが、さすが県展ともなると鑑賞者は大勢きていました。 このスナップ写真は会場の雰囲気を狙って撮影したものです。

 最初に入った展示部屋に我等の仲間である弘道君の作品「規矩花紋」が展示されていました。 今夏の水戸市芸術祭に出展されたエーデルワイスからヒントを得た「作線刻花紋」と同じシリーズで、 前回「今年はさらに完成度を高めてみたい」と話していた作品の一つが今回の作品でしょう。 今回の作品は 前作 よりふっくらとしており、 この2作品を並べたとしたら、前作は男性的で、今回は女性的だと思います。

 日本画部門と工芸美術部門は同じ部屋に展示されています。 日本画部門に出展しているY氏は私の職場での後輩であり、彼は働きながら絵を描いています。 今年の出展作品は鯉を描いた「游」であり、柴田君の作品と近い場所に展示されていました。 彼は私がよく展覧会場に行くことを知ってから、展覧会の案内メールを必ず送ってくれます。 彼の作品はいつも「花」がテーマであったが、 今夏の茨城県芸術祭から鯉を描き出し、主役が「花」から「鯉」に変わったようである。 この時の作品を紹介したかったのですが、茨城県芸術祭は撮影が禁止されていたので残念です。

 私には日本画部門と洋画部門との違いがよく分かりませんでしたので、 今回は細かいところまで丹念に観察しました。 間違っているかも知れませんが、洋画部門は油絵、水彩画で描かれており、 日本画部門は岩絵具(鉱物を削った粉末)で描いた作品らしい。

 洋画部門で沼田君の奥方である仁子さんの「丘の街」がありました。 この作品は近くで見るより、離れて見るほうが素敵であり、 遠くからこの部屋をみた時、この作品が一番輝いて見えました。

 洋画部門で私と同年齢の友であるM氏の「山麓陽光」を見つけました。 彼の作品は今年の7月に日立駅前のシビックセンターでの展示会でも鑑賞しました。 その時、色々と昔話をしたり、絵を描くときの苦労話を聞きました。 別れる時「茨城県芸術祭を楽しみにしているよ」に対して「プレッシャーだ」と言っていましたが、 今回、入賞してくれて嬉しかったです。

 近代美術館で1時間半も見て周り、 食後は第二会場である文化センターで写真部門と書道部門を鑑賞して帰宅しました。(了


2005.11.23 柴田弘道君からのメール

出品作品”規矩花紋”は、 今年5月に水戸市芸術祭美術展で入選した”線刻花紋”シリーズの延長ですが、 なかなか思ったようには、バージョンアップ出来ませんでした。

  いまも会社勤めをしているので、制作時間は主に、休日と帰宅後になり、 完成までには日数がかかってしまいます。

参考までに制作過程を紹介します。
  
10月 2日      制作着手 粘土をこね始める
10月 4日      壺の型作り完了
10月 6日〜13日  陰干し乾燥 (この間中国景徳鎮へ陶芸の旅)
10月15日〜17日  線刻(彫刻刀で線を彫る) 粘土が完全に乾燥する前の段階の作業
10月18日〜19日  素焼き(約800度で焼く) 約10時間 冷まし約10時間
10月21日〜23日  象嵌作業及び 下絵書き
10月24日〜26日  本焼き(約1250度)   焼成約18時間 冷まし約12時間
10月28日      上絵付け作業
11月 2日〜 3日  上絵焼き(約800度)   約8時間 冷まし約8時間
11月 4日      焼き上がり完了
11月 6日      茨城県立近代美術館へ搬入
11月10日      入選通知
11月12日〜27日  近代美術館にて展示

6日の応募期限ぎりぎりで間に合い入選しほっとしました。

          水戸の住人   柴田