2年前の退職記念旅行(2001.8.18〜20)
(栗田 直久) -2003. 8.20-
2001.9.30の定年退職間近、川尻のIida氏、東海のMasui氏と私の3人で「退職記念旅行」と称して、
青森県むつ市で毎年8月18〜20日に行われる京都祇園の流れを汲む下北最大の祭り「田名部まつり」
を見に行くこととなった。
この祭りは、雅やかな祇園囃子の中、絢爛豪華な5台の山車が街を練り歩きます。
最終日深夜の「五車別れ」は、行く夏を惜しみ、翌年の再開を期し、各町内に向かいながら三車別れ、
二車別れと繰り返して夜更けまで続きます。
我々の楽しみは初日夜、市内の企業や婦人会などが揃いの衣裳にすげ笠をかぶり、下北を代表する盆唄、
「田名部おしまこ」に乗せて、およそ1キロの道のりを華麗な踊りで流す「おしまこ流し踊り」である。
この踊りに、毎年、我々の勤め先のむつ事業所ほぼ全員の男女(約70名)が揃いの衣装で身を包み、
艶やかな踊りを披露します。
朝1番電車に乗り川尻駅で合流し、I氏の車に乗り込み出発。I氏とM氏は過去、むつ事業所に2年間の
単身赴任の経験があり、月1度は車で帰省していたので、運転は彼らに任せ、私は会計担当。
宿泊先は街中で、「田名部まつり」の中心である田名部神社のすぐ近くの「はねやホテル」に
インターネットで二泊予約済。この祭りの時期は早めに予約しないと街中の宿泊は難しいとのこと。
I氏、M氏は2年間の勤務によりむつ市を熟知しているので、2晩あった夜は彼らが知っている
「庄助」「とんぼ」「花」・・・で「関乃井」等むつの酒を味わった。
そして、最初の夜は「おしまこ流し踊り」、2日目は「五車別れ」を見ながらのハシゴ酒であった。
また「田名部まつり」の期間であった為か某店をむつ事業所の人達と合流した私達十数人で
貸切状態にして深夜まで楽しく酒を飲みました。
昼間は私が行きたい場所を案内するとの言葉に甘えて、釜臥山と恐山を依頼。1年前の2000年11月に
出張でむつ事業所を訪れた時、尻屋崎灯台と寒立馬(かんだちめ)、下風呂温泉、2001年3月に廃線となった
大畑線の電車に乗ったことが思い出された。
「釜臥山」は標高879mで、下北半島で最も高い山で街の中からよく見え気になっていた山である。
頂上まで車で登り、展望台からむつ市街、むつ湾、恐山の宇曽利山湖、尻屋崎灯台などを眺望。
夜、ここから見下ろすと、街の明かりの連なりがアゲハ蝶が羽を広げたように美しいとの事。
なお、この頂上には自衛隊のレーダー施設がありました。
「恐山」は荒涼とした大地に硫黄の匂いがたちこめる中、沢山の卒塔婆と色鮮やかな風車が回っている
のは不気味。高野山、比叡山と並ぶ三大霊場と呼ばれるのは最もである。また、地獄谷を見下ろすように
丘の上に「延命地蔵尊」が立っていた。境内には共同浴場が設けれていたが利用者の姿はなかった。
記憶に残ったものに「夫婦かっぱの湯」がある。薬研温泉郷にある町営の男女別露天風呂で入浴無料。
ここの湯は疲労回復や胃腸病に効能がある単純泉との事。同行の彼らのお薦めで大畑川の渓流を望みながら、
真昼の入浴を体験して気分爽快。
帰りは家内への土産として八戸の市場でホタテ20枚、イカ20パイ、福島のドライブインで黄桃を1箱を購入。
そして、私の退職記念旅行は終わった。(了)