1.スズメノカタビラ。
この草の生命力は抜群で冬でも芽を出している。
3,4月になるといくら引き抜いても次から次と緑の芽をだし根負けしてしまう。
暖かくなるにつれ草丈も伸び、日陰の道端では40センチ位に成長しているのを見かけるほどです。
カタビラ(帷子)とは絹糸・麻で作った一重の着物で、草の花穂をスズメの着物に見立て命名されたもの。
茶色のスズメが薄緑のカタビラを羽織ったユーモラスな姿を想像してください。
なんとしゃれた名前を古人はこの草に贈ったことでしょう。
2.オランダミミナグサ。
ハコベの仲間で、たいてい茎の途中から枝分かれする数センチの草。
草丈は生育環境により15センチ前後になる。
5月は実りの時期で草は黄ばみ、
草丈2センチ以下でも先端にネズミの糞のような細長い小さな実を付けています。
葉の形がネズミの耳に似ているところからこのように呼ばれている。
昔はミミナグサが生えていたが、今はヨーロッパから侵入して来たものだけになったようです。
3.タチイヌノフグリ。
3,4月可愛い紫の小花をつけるオオイヌノフグリと親戚関係の野草。
ご存知のようにイヌは犬、フグリは二個の睾丸、緑色の実は睾丸そっくりです。
タチイヌノフグリは名の通り、細い茎が立っていて枝分かれはせいぜい2,3本で、
先端に申し訳的に小さな紫の花を咲かせます。
残念ながらこれにはフグリはつきません。
草丈は3〜15センチ、庭先では独立し1本ずつ生えているが畑、道端では群生している。
この草も2のミミナグサに劣らずよく生える草です。
4.ツメクサ。
クローバーと呼ばれるシロツメクサ、紫の花を付ける牧草のアカツメクサとは全く別品種。
ツメクサはナデシコ科で白い花を付ける姿勢の低い草で、柔らかい複数の葉を縦横に伸ばしている。
葉が爪に似ているからこのように呼ばれるらしいが、小さな細長い葉は杉の葉に似ている。
先端に白い小さな花をつける。
5.トキワハゼ。
先端が白で下部が薄紫のちょっと可憐な小花をつけ、少し湿り気のある地面を這うように生えている。
この名前の由来は私には分かりません。(了)