不可解な盲腸手術 (中島 節) -2003.10.16-
昭和32年1月「日立綜合病院」で急遽慢性盲腸炎の手術を受けることになった。冬
休み中の痛みは一応治まったが、二ヵ月後の新婚旅行中の再発を恐れたためであっ
た。
それから30年近く経ったある日、土浦の国立霞ヶ浦病院でバリュームを注入し大腸
検査を受けた。すると医師は「虫垂炎の手術を受けたと聞きましたが、盲腸は残って
いますよ。本当に手術したんですか」と怪訝な顔。全く予想外の診察に私はびっくり
した。「今後右下腹部が痛むときは虫垂炎再発の可能性がありますから注意してくだ
さい」と言葉を続けた。「取り残しの盲腸が大きくなるなんてことは絶対ありませ
ん」と私の愚問を強く否定した。「もう昔の手術ですから時効ですね」と医師は付け
加えた。
脊髄にあの不快な重苦しい麻酔薬を注射され、手術後一週間で退院と普通の盲腸摘出
患者と同じコースをたどった。手術日は誰の付き添いもなかったから摘出物を見た人
は誰もいない。でも何かは摘出したに違いない。この経緯はもう知るよしもない。謎
のかなたに、いや闇の中に完全に消されてしまった。割と大きめな手術跡が斜めに下
腹部に今でも厳然と残っている。全く不可解な出来事であった。
医療ミス、手術ミスの話題が最近マスメデアをにぎわしている。皆さんも私もこれか
ら病院,医師にお世話になる機会が益々多くなるだけに十分注意しましょう。
これから日に日に寒くなってきますので、私の風邪予防の話をちょっとします。これ
はある現役の女性歌手から聞き学んだことです。歌手にとってカゼは大敵,喉は命で
す。だから自信を持ってお薦め出来ます。予防法とは鼻穴を掃除することです。うが
いする時、水を鼻の奥に行くようにしてパットと顔を下向きにすれば鼻から水が流れ
出ます。慣れると鼻はすっきり、気持ちがいいです。これを二回繰り返してくださ
い。少し喉の調子がおかしい、カゼ気味だと思ったときは日に数度繰り返すと良いで
しょう。意外と鼻くそが出てきますよ。数年来毎朝これを洗顔時に実行しています
が、そのせいかカゼは引いていません。では明日から、いや今晩から試してくださ
い。(了)