
これは昨秋同教室に参加した折、
若葉の季節にも是非このような行事をと水明荘支配人に強く要望しておいたからであろう。
プロ写真家を講師に5,6名の受講生、
水上から尾瀬に通ずる道路添いの照(てり)葉(は)峡
(利根川上流、関東の奥入瀬ともよばれ、大小11の滝と渓谷が美しい)が教室となる。
手際よくポイント、ポイントに案内され、指導・助言を受けながらの撮影は初心者にとって、
まさに「おんぶにだっこ」といったところである。
早速参加申し込みの電話を入れると、「最少催行人員(5名)に満たない場合はこの日程は中止になります」
とちょっと冷たい返事が添えられた。
でもその時は個人旅行に切り替え、谷川の若葉を撮ってこようと妻と話し合った。
実施日の1週間前、「予定通り写真教室を開きます。参加者は4名」との嬉しい電話があった。
あとの二人は誰だろうと想像しながら当日を待った。
6月9日。途中、赤城山に寄るため7時5分、早めの出発となった。
天気予報は「関東北部に濃霧発生中。曇り後時々晴れ」。
国道50号を走り栃木県に入るとあちこちで霧は霧雨になり、間欠でワイパーを使うことになった。

大胡から赤城山に向かったが、坂を上るにつれ霧は濃くなり、ライトを点灯する羽目になった。
妻は危険だから引き返そうかと言う。私はこれを無視し上り続けた。
10年前、伊香保の帰り赤城山に寄った時、
入り口で「この雨では大池まで入っても無駄でしょう」を無視、強攻策に出たところ頂上は晴れていた。
お陰で大沼を眺めながら岩魚の塩焼きを美味しく頂いた体験があったからである。山の天気は誰も分からない。

坂も上り詰めたあたりから、急にハルゼミが耳障りなほど大声で気忙しく鳴き出した。
すると霧は意外にも晴れ上がってきた。道路わきの空き地に車が数台停車している。
どこか分からないが一息入れるため停車すると、あたりに綺麗なレンゲツツジ。
そして若葉の小枝を通し沼が見えた。どうやら小沼らしかった。
沼に下り立った頃は霧が時々水面を流れ対岸がはっきり見えなかったが、いつしか霧は上がり薄日が漏れてきた。
対岸には小学生たちも到着したばかり、やがて三々五々岸辺に陣取り昼食をとり始めた。
私たちは大自然の贈り物レンゲツツジをカメラに収めてから車に戻り、木陰で昼飯となった。

ここから坂を下るとまた霧の世界に再突入。途中、レンゲツツジの自生群落地で有名な覚満湖の駐車場に車を停めた。
霧雨にカメラが濡れないようまた足元に注意しながら、あちこちに立ち止まりシャッターを切った。ツツジは満開。
これで霧さえなければと、ついつい愚痴も飛び出したが、予想以上のツツジをたっぷり堪能でき大満足。
時間、疲労などの関係上、大沼はあきらめ目的地へ急ぐことにした。
霧にも負けずのこの赤城山ドライブ、脳裏に焼きつき記憶から消えることはないであろう。
月夜町のガラス工場に立ち寄り、疲れた体を宿の温泉に浸けたときは4時を少し回っていた。
10日。前日の到着時、スケジュールに入れてない一の倉沢早朝撮影サービスが告げられた。
参加者数に関係なく実施(6時から7時30分)、希望しますかの質問に笑顔満面、「ぜひ御願いします」と返事した。
勿体ないことに朝の参加者はたったの3人。
講師を乗せ、支配人の車は定刻より10分早く出発、がらがら道を一の倉沢へと走った。
走り出して数分、小熊がゆっくりと私たちの前を横断しているではないか。
早朝の静寂に包まれた大自然!感動的なひとこまであった。
一の倉沢手前の広場にはもう2台ほど駐車していた。
先生の指図で3,4箇所カメラを移動し一の倉沢を狙った。
麓の残雪は見るも無残な汚れ、遠慮しているような青空そして朝日、ちょっと残念であった。
時間の許す限りシャッタ−を切り、紅葉時にまたの念を強くし宿に引き上げた。
本日のメイン・イベント照葉峡撮影会には先生と私たち4名を乗せ丁度9時に出発、県道水上片品線を北上。
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| イワカガミ | ウスバサイシ | マイヅルソウ |
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