1日目
例により何かと便利な荒川沖駅前の「鶴町駐車場」へ6時10分ごろ滑り込む。
車のナンバー、駐車期間、利用者の住所氏名などを記入し1500円を入れた封筒を、
シャッターの小さな受付口に挿入した。
駅までゆっくり数分歩き、この秋初めてのオーバーに身を包み 冷たい風を受けながら
ホームで6:32発の電車を待った。
空席もあり 並んで腰を下ろし新聞を読みながら土浦を後にした。
予定より順調に行き、座席は少し離れたが8:03の「ひかり」の自由席に乗り込むことが出来た。
京都着1分遅れの10:48。早起きしたといってもこの時間ではまだ昼食には早すぎる。 計画通りロッカーに荷物を預けて 初公開の青蓮院へ直行することにした。 驚いたことに駅のロッカーは満杯。 案内され駅舎を出て、まだ30個空きがあるという定期観光バスのロッカールームに急いだ。 カメラなどを取り出し 2個のリュックサックを一つのロッカーに収め、タクシー乗り場へ向う。 意外にも そこには長蛇の列ができていた。
修学旅行の中学生を度々観光案内するという優しそうな運転士さんの客となり目的地へ。 「昨日の祭日は大変な混雑でした。今日は比較的空いていますよ」と運転士。 中学生をいかに楽しく安全に案内するかの体験談は益することが多く、 中学生から礼状が届いたときの嬉しさなどには実感がこもっていた。 20分も走ると、「ここが青蓮(しょうれん)院正門前です。 ではお気をつけて楽しい観光を」の言葉を残し緩やかに去っていった。
![]() |
![]() |
| 青蓮院庭園 | 青蓮院庭園 | 知恩院山門 |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 高台寺 | |
|---|---|
![]() |
![]() |
公園の奥、また外に出た長楽寺あたりもカメラの出番であった。 ここから更に南下し「ねねの道」を通り高台寺に向った。 妻が昨年ライトアップで とても幻想的だったという花の路を登り高台寺入り口に出た。 駐車場にはたくさんの観光バスが並んでいた。入り口の紅葉だけを撮り下山。
![]() |
![]() |
部屋に着くなり大至急汗を流し、着替えし「氷結」を飲んでいると5時半 電話が鳴り出した。
約束の来客を告げる電話に、ロビーに直ぐ降りていくと返事する。
エレベーター乗り口に40数年ぶりに見る辻井君が待っていた。
暫く家内を交えロビーで歓談、6時からの夕食に同席して貰い回顧談に花を咲かせた。
遠慮してか彼は6時半ごろ別れを惜しみながらタクシーで帰宅した。
40歳のとき軽い脳溢血に遭い 脚と口に多少の後遺症が残っている教え子、
よく嵐山からやって来てくれた。有難う。
2日目
前回の経験を活かし 朝食の混雑を避けるためレストラン7時オープンに合わせ一番乗りで入室。
手際よく好きな食べ物を選択し、妻が事前に選んでおいたテーブルに着席し、胃袋をたっぷり満たす。
日中は暖かくなるという予報でコートなしで出かけたが、
7時台のバス待ちには少し寒さを感じた。
8時30分発の近鉄急行には時間的余裕はあったが 予定外のバス路線に乗ったので
多少の不安を感じながら京都駅に着いた。
| 室生寺五重塔 | 室生寺入り口 | |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
12時半 室生寺を後にし、往路と同じ道を戻りバスは真言宗豊山派総本山長谷寺へ。
室生寺より規模も大きく、紅葉も一段と冴えていた。
最初の登廊終点辺りの紅葉には喝采を叫びたいほどであった。
ここでは腰を下ろしゆっくりニコンで撮ることにした。更に登廊を上り本堂へ。
帰りはシャッターを押しながら途中まで脇道を下り、出発集合時間を気にしながらバスへ急いだ。
遅刻する客も4,5名いたが お詫びの言葉一言もなく着席したのには正直驚いた。
紅葉に酔い、舌が麻痺してしまったのであろうか?
翌26日は全国から天理教徒が集う日ということで、
天理市周辺の道路は混み 予定より若干遅れ奈良駅前に帰着。
日の暮れるのは早く、薄暗くなりかけた頃奈良駅を出、宿にたどり着いたのは5時半くらいになっていた。
シャワーを浴びる余裕もなかったので、充分に洗顔、うがいをし、
昨夜 手を着けずに置いた「日本盛」で喉を潤し地下1階のレストランに向った。
昨晩と違い和食だがメニューがなく何が出てくるか皆目不明。
二晩目は質、サービスともに悪いと妻はぼやく。
二泊目のメニューは生憎切らしているとのこと。
そろそろ満腹、しかし最後の頃になると忘れていましたと言い訳し フライ、デザートなどが出てきた。
私の注意で、係りが席を立った隣の客を追いかけ 呼び戻す珍風景を目の当たりにし、
多忙・混雑だけでは済まされない 根本的なサービス精神の欠落を感じさせられた。
夕食後 地図を見ながら翌日の旅程 下賀茂神社を話し合っていると、 親切に背後から教えてくれる人がいた。糺(ただす)の森より大徳寺・高桐院をお勧めします。 今日 そこへ行って来たが 今が一番の見頃、写真撮影なら最高ですと太鼓判を押してくれた。 この未知の人がなんと荒川沖の人であることを知りお互いびっくり。 急遽、予定を変更し 乗り換えなし行ける近くて便利な大徳寺に決めた。
3日目
今日の目的地は宿から徒歩、バス合わせ20分ぐらいの寺院。宿泊料の支払いを済ませ、
フロントに荷物を預け9時ごろ宿を出た。
10時開院のところもあり、まだ客はまばらであった。
最初に訪れた大仙院にはカエデはないというので一旦そこを離れ、 隣の芳春院へ通じる道に見事な紅葉を見出した。でも明暗があり過ぎてカメラには少し辛い。 また国宝特別名勝・大仙院に戻り女性ガイド付きで枯山水庭園、 襖絵などを見て周り鎌倉、室町時代の禅宗の一端に触れることが出来た。
解説に助けられ 私たち日本人もやっと理解できる伝統文化。 ガイドなしに素通り同然の若い男女の外国人旅行者がとても哀れに見えた。 簡単な通訳をとガイドに申し出たがなぜか無視されてしまった。
![]() |
![]() |
続いて高桐院に回った。この時間になると観光客の数も多くなってくる。 カエデを主にした庭だけに それはそれはこの世のものとは思われぬほどの錦秋の美そのものであった。 先ず 参道から園内の美に思いっきりカメラを向けてから建屋に入った。 客殿の軒下から眺める入り口のカエデは絶景であった (後日クラブ講評会で最優秀賞に選ばれたが 都合でここに収録できません。 後日のお楽しみ)。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |