バッカス交友録 (沼田 吉治) -2003. 9. 2-


 高校2年のクリスマス(もう時効ですね)、当時すでに社会人だった友人宅で、 強い強いとおだてられて飲んだことなかったウイスキーをコップ四杯くらい イッキ飲みしてぶっ倒れ、二日酔いどころか五日酔いを経験したのが、まずは 付き合いの始まり… 何かで読んだのに、蒙古系日本人は約40%が体質的に酒を飲めないと書いて ありましたが、私の周りで考えると、10パーセントもいるかどうか、いわゆる飲み 仲間がたくさんいましたと何故か過去形。

 20代、30代は高度成長の波に乗って、お定まりのネオン街、毎晩のように 水戸の街を流しました。どちらかと言うと接待された酒も多かったと思います。 40代半ばに差しかかって、分別というより健康上や経済的な理由から、自宅で 飲む「晩酌」が増えてきて、この頃から検診でいわゆるγーGTPの数字にチェックが つきだしました。それでも私の場合は150くらい、中には500くらいの仲間もいたりしました。 現役時代は週一の休肝日目標、実際は月1日がやっと、その日は自慢気に手帳に ノーアルコールと書き加えたものでした。

 しかし、現役を終わった今、健康診断もどうでも良くなり、おいしく飲めればいいやと 安心して365日のお付き合いとなりましたが、酒量の方はめっきり減りました。 今の晩酌は缶ビール350ml一本とお酒一合くらいのかわいいもので、食事の一部の ような感じ、酔ったような気はしません。それでも、私の考えている酒の効用の一つ、 「精神の浮揚感」はほんの少し味わっています。

 さて、酒の種類ですが、私もなんでもいいほうですが、強いて言えば「日本酒」と 「ビール」(これも経済的理由から発泡酒になりました)が主体です。 日本酒は、私の好みの「日本的なさっぱり食物」に合っているし、ビールは、尿路結石で 入院した時に、どんどん飲みなさいと言われたのを、良い方に解釈、それ以来 手放さなくなりました。特に、山の頂上に冷えた状態で持ち上げた一杯は、至福の 一瞬を与えてくれます。山登りも「酒」が頂上になかったら、絶対やらないだろうと 山の仲間とは話し合っています。

 日本酒の飲み方ですが、私流では、冷でも燗でも約1割くらい水で薄めます。中には 水っぽいと馬鹿にする仲間がいますが、どんな安酒でも新潟の銘酒になるコツです。 いつか「八海山」の社長の酒の飲み方、またある造り酒屋の親父の酒の飲み方を聞き、 我が意を得たりの思いがしました。

 またこの季節、安いぶどうを探して、ワインを仕込みます、1キロのぶどうで約1本の 到って上質のワインが何も添加しないで出来上がります。 ちょっと手間はかかりますが、味は最高級、楽しみにしてくれる人たちがいますので、 八キロくらいは仕込みます。酒税法に触れるので、大きな声で言えませんが、希望の方には、 そっと作り方教えますよ。

 このテーマだと、私の場合、尽きることはなくなるみたいで長くなって困ります。 それでは、乾杯!!じゃなく、また!(了)