お仕事奮闘記
派遣OL その6 成田空港
某航空会社の国際貨物部門で従事していた。
いたって単純であったファイリングの業務やワープロ等を扱う作業くらいである。
ULDというコンテナの管理をする部署であり、勤務シフトは2つ(8時〜/9時〜)しかなかった。
NACCSやIRIS、SITAの入力やブッキング、チャージ計算のチェック、貨物の統計などなどetc。
出勤してすぐにコーヒーサーバーへのセッティングがわたしの仕事として義務化したのである。
ほかの会社から移ってきた先輩なる女性に言い渡されての業務である。
このコーヒーは社内のほぼ全員が飲むのであるが、月500円が徴収されるのである。
ちょっと理解に苦しむ。
10時を回ったくらいにはそうじのおばちゃんがやってきて、掃除機をかけたりゴミ箱をきれいにしてくれる。
また、AM11時に社内文書の回収が行われるので、それまでにファイルや文書の作成に追われるのである。
自社の便のことならまだしも、当時2社との共同運行している便の書類整理がなかなか面倒な作業であった。
まだまだ新米のわたしでも間違えないであろう、というようなミスが書類としてできあがっているのだ。
貨物地区をドカドカと走り回ったり、階下の会社に伺ったり、と。
間違いの多かった会社(どことは言わないが、SN)は、なかなかおじちゃんばかりしかいない。
いつ行っても、のほほんムードたっぷりでなんとも覇気が感じられないトコだった。
ともあれ住居などの待遇は、イイ!
借り上げのアパートの個室を寮として電化製品完備で与えられていたのだ。
光熱費は自己負担としても、寮費は1万円未満!という破格だった。
関連会社の航空運賃は、半額になる(それでも、たった半額・・・)。
ただし2親等以内、という条件付き(^^;
制服は更衣室のバスケットに放り投げておけば、翌々日に仕上がるというクリーニングシステムもお得なことだと痛感。
航空会社ともなると、どこもかしこもブランドものの制服を身にまとい、華麗にさっそうと歩いてそれなりである。
その風景の一部となり、一員となっていた(謎)というのも不思議である。
赤のブレザー、その下は赤&黒のチェックの2ピースであり、ユキ・トリイのものだった。
制服に合わせて赤のヒールを履いている女子がほとんどであり、わたしも同様であった。
方や勤務先の航空会社は言わずと知れたジュン・アシダの紺をベースにしたスーツと水色のブラウスにタイが光っているのである。
一見うちの制服は、キャセイのそれと間違われることもあったのだ。
当時のキャセイの人事担当の”好み”が手にとるように分かる採用メンバーだった。
女性の顔立ちやスタイルなどの雰囲気が同じ、といったところだろう(笑)
パイロットで採用されたなんて名目の男性がの研修生で配属された日なんて、なかなかの騒ぎである。
結婚相手の青田刈りかと思われるような、密かな争奪戦が繰り広げられるという具合だ(笑)
土日出勤で少ないメンバーで勤務しているときは、空港内のシャレたお店に部長が連れていってくれるのである。
空港従事者はランパスを胸につけているので、ある程度の場所はフリーパスで徘徊できる。
これぞお調子者の”おのぼりさん”であろう。
販促資材の一部か、はたまた空港内で販売されている商品など(テレカやマグカップ、ぬいぐるみ)が頂けるという旨みもあった。