からっぽ


 翻弄されているということは状態として美しいでしょうか、 などと呟いてはみるものの。

 力が入らないのは、自分の身体を苛めてみたから。 全部吐き出して、身体の中を空にしたい。そうしたら少しは 風通しがよくなるはず。胃液はビタミンタブレットの味がした。

 アルコールに侵された身体と熱帯夜はひどく相性が悪いらしく、 中途半端な浅い眠りを繰り返した。沢山の夢を見た。 脈絡のない夢だった。やたらと鮮明ではある。 大好きな俳優が出てきたのは、昨日買った雑誌のせい。 明け方に目が覚めて、吐き気を堪えたらなんとか眠れた。 もう吐くものは残っていない。

 其処には命が在った。消えてしまった。 報われない。もっと愛おしんであげて。そうじゃないと、報われない。 欠片でも、命。

 利害が一致すれば、それはそれでよいことなのだが。 世の中そううまくいくわけもなく。バランスがどんどん崩れて、 多くを望み過ぎたり。我慢が出来なくなったり。 ほんのちょっと、ほんのちょっとでいいんだけどなぁ、なんて。 わかりすぎるくらいの似た感情。意見の一致。 これを女の性というのかしら。ワカンネ。

 昨日の夜は、なんだかオカシイくらいに迷って迷って。 果たして選んだコトがベターだったのかどうかなんて、 サッパリわからない。

 言葉の群れを眺めて。私もこういう言葉を落としてみたいと、 真似も出来ないけれど。

 香水をつけ忘れたことに今更気付く。 1回休み。 ←猿人すごろく

本日の一枚:椎名林檎/勝訴ストリップ




back← *index* →next

手紙 BBS




* *