秋の夜は長いような気がするので、どうもいらないコトばかりが頭を巡る。無駄に無駄なことを考える時間が多いとイウのも考えもの。何をするにも落ち着かず、気もそぞろで、読みかけの本を開いたり閉じたりしながら、やはり頭の中ではどうでもいいようなくだらない思いがとぐろを巻いている。
私が貴方から馬鹿にされるのはいつものことで。私はソレに一喜一憂し貴方はなんてことない感じ。いつもいつもだなぁ、と変な安心感を覚える自分を戒めてみたりするも、それもいつものこと。
最後のチャンスだとイウ言葉に過剰に反応し、半分泣きそうになりながら、ココで私がいくら機嫌を悪くしようと事態は改善されることはない、しかし、これ以上悪化させることもないだろうし、と。なんか面白いことでも言わなきゃ、なんて思うけれど、こうイウときに限って、幹事長も感じちゃう、なんてくだらないことしか頭に浮かばず、一人でどんどん落ち込んでいくだけで。
どういう関係が普通だとか明言出来るわけもないのだけれども。自分でもどういう立場に置かれているのかは重々承知しているけれども、はっきりと言葉に表すことが出来るほど開き直りとか、諦めとかがまだ充分ではないようで。ほかの友達には、開き直ったフリして軽く流すのが出来るくせに、当の本人を目の前にすると、どんどん畏縮してしまって、これで終わりにしよう、なんてそれだけはどうしても言えなかった。それが言えなかった旨は伝えたけれども。
不用意な私の発言で貴方の気分がどう変わっていくのかなんて私には想像がつかないほどに。切れた堪忍袋の緒が蘇生する暇もないほどだ。いいや、蘇生なんかしないのだ、きっと。別の新しい堪忍袋をセットする。そうね、掃除機のゴミパックみたいに。
すべて、すべてのことが自分のせいだと思えるのと同時にすべてが貴方に向かっているのだと。私が純粋な人間じゃないことぐらいとうの昔にわかっていることで。それでも、貴方のことを嘘でも嫌いだなんて言えないなぁ、なんて弱気なことしか言えない私。
自分が重ねてきた愚の骨頂だ、なんて思いながら。浅い眠りに幾度となく不愉快な夢を与えられ、気のせいでしかない鈍い痛みのようなモノを抱いたまま、寝苦しい夜はまだ続く。