入道雲


 意地をはる場所を間違えるのはいつものこと。 そんでもってちょいと突かれると、弱い。

 まるでぬるま湯の中を動くような空気の感触。 ぬるま湯じゃなかった。いい風呂ぐらいの温度に感じた。

 背筋の真ん中を汗が伝う感覚がくすぐったいようで 気持ち悪い。

 入道雲。それを見ただけでもう、猛烈に夏を認識した。

 野良猫みたいかも。ほかの人が来たら追い出されて、 外で待ってるとおこぼれがもらえるかも もらえないかもしれないのにそれでも待ってる 。 あんまり気付いてもらえない。

 ゼロにすることは出来ないなら、それでいい。 限りなくゼロに近づいた方が楽ならそれを願うし望むだろうし、 わりとへっちゃらだと思ったら減らさなくてもいい。

 充電。古くなったからうまく充電できていないのか、 それか電池の減りが早くなったのか。どっち? なんにせよ不具合を抱えているには変わりなく。

 どうでもいいよ、とか思ってたけど、 どんな気持ちで見られているのか考えたらゾっとした。 ほっといて。かまわないで。私はあなたに興味なぞないから。 興味があるとしたら、あなた単体ではないから。 まぁ、それは私と同じことだ。

本日の一枚:analers / NORMAL POSITION




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