空色


 ようやく8月になって。早速ビン缶ゴミ収集の日だったのに ちっとも気付かなくて逃した。物置に缶ビールの空缶がごっそり。

 はっきりと空色と言える空の色に入道雲がよく映える。 眩しい程の白と銀色の影。視覚的暑さは其処からやってくる。 きつい太陽に照り輝く緑と逃げ水で見過ごせない程夏を見せつけられる。暑いって口に出さなけりゃいいのに。でも言わなくっても暑い。

 細い細い首と柔らかい羽毛を指でくすぐる。 目を細めてもっともっととせがんでくる。指の主が飼い主でないことに 気付くと肉色の嘴で噛みピィと鋭く鳴いて逃げてしまった。

 滅多につけない部屋のクーラーをとうとうつけた。 寒いぐらいに冷えた部屋で思い出した。可笑しくなった。

 理由なんか求めたって仕方ない。 にやにや笑ったり表情に出せないぐらい悔しがったりしたって そのラインを超えてしまうものが見つからないし、そう欲しくもない。 ぐるぐる回りすぎてバターになってしまった。

 泳いだら気持ちいいだろうな、と思った。 腹が水着を許さないでしょう。

本日の一枚:GRAPEVINE / CIRCULAT∞R




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手紙 BBS




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