日が長くなっていることに気付いた。春の夕焼けに近い。
少し重たい雲が上にあるから横から差す西日が茜に明るい。
その色に透ける雲はようやく治まった風に流されず。
蜥蜴ほど美しくもなく。ちぎられた尻尾ほどの存在感。
晴明が比丘尼の禍蛇を祓うような、そんな感じ。
ひとりよがりじゃなくて、少しだけ浄化する。
秒殺みたいだ、と思った。意味がわからないから
調べてみた。なんだ、もともとある言葉じゃなかったんだ。
卵を産み付けられて私は孕むことなく、
体内で孵化したそれは私の内臓を食い荒らして私を後にする。
偉業を果たした、と勘違いしそう。脳も侵されてる。
弄ぶ。
本日の一枚:aiko / 小さな丸い好日