成長


 台風が掠め通った後は突き抜けるような晴天。 名残の風に窓の外の木々の葉がいつもよりも大袈裟に揺れ映える緑。 這い伝う宛てを探す蔓もだらしなく風に踊る。 一際大きく聞こえる蝉。薄ら白く眩しい空。陽射しは十二分に夏。

 甥と戯れる日々も明日で終わり。 3週間ほどの間に2歩、3歩と脚が出るようになり、8歩まで記録更新。 パチパチと拍手も上手に出来るようになり、 車のおもちゃを前に転がすことを覚えた。 負けず嫌いでとんでもなく甘えっ子で。 ただの声でなく言葉に近いバリエーションの声を出すようになった。 人間とはこうやって日々成長していくものなのだなぁ、と感心した。 20何年前の自分もそうだったのだと思い出話を聞かされたり。 個体の性格とか性質は大きいだろうけれど生活環境によるものが大きい。 これからどういう人間として育つのか楽しみだし興味あるが、 こんなに可愛いのはきっと今しかない、と半年前と同じことを思う。

 小さい時から知っている、というか、幼馴染というか、 私を生まれたときから知っている人の結婚式に参列した。 少し、泣きそうになった。4人姉妹並んで参列した。 こういうことってあんまりないよなぁ、と笑った。

 それにしてもこのだらけた体型とか二の腕の太さとか 髪の毛のもさもさ具合に、一人後悔の念。

 馬刺しを食べた。臭みがなく脂身は甘く、生姜とよく合った。

 なにかぷっつりと途切れてしまったようで、 それがあからさまにわかりたくないからと紐をたぐりよせようとしない。 特定の事柄に於いて一喜一憂するということが、頻繁ではなくなって、 そういう感情だけもう何ヶ月も前に置き去りにして たまに舞い戻ってくるかのような。

 濱マイクのレピッシュの登場シーン。あんだけだった。




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