蜂蜜


 風邪ようやく治った。周りでちらほらと似た症状を患ったという 話を聞く。

 結局私ひとりがあれこれ考えたり考えるのをやめたり 動かずじまい。これまでなら平気だった?わからない。 永く眠っていた種が与えられた水滴に芽を踊らせるように。 それかおきあがりこぼしみたいなもので。余韻がいつまで続く。

 そのとき笑ってられればいいのに、ということすら 数ヶ月のうちにどこかに落としていたようで。 ようやく取り戻す。多分また繰り返す。

 一言多い、というか考えなしというか。 偉そうなこと言うわりには全然自分が考え及んでいないというか。 ちっとも謙虚じゃない。可愛げもない。 ただ、開き直りたくもない。

 2ヶ月前に漬けた柚子酒は黄金色の液体になった。 炭酸の口腔への刺激とそれに香るほのかな苦味と。 4年前の梅酒は琥珀色。今年の梅酒は蜂蜜と上白糖と二種類を。 熟成させることで丸みを帯びる。癖を旨みにする。

 調子に乗ってるときって自己顕示欲が前面に出ていて なんか振り返れば辛いものがある。そのときはそれがよかったんだが。 そう思っていたから残っているのだろうけれど。 多分とっかかりが欲しいだけ。落とした言葉を拾って 繋げてくれる投げかけてくれる言葉を待っているだけ。

 茶摘をした。お茶の葉はぴかぴかの濃い黄緑で ピッと姿勢良く伸びていた。それをぷちりと摘み取る。 てんぷらは甘みと苦味が混ざって塩がよく合った。

 今日は天気が良いがそのうち入梅かな。

最近の一枚:CHARA / 夜明けまえ




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