あほらしいと思うことたくさん。
何が何でも進んでやろうというような無茶な冒険をする年でもなく。
少し、随分少し、後ろめたい気持ちを持ち合わせているような感覚で。
夕焼けの綺麗な季節なのに、ほんの一瞬だから見逃してしまう。
身体を突き抜けていく風の冷たさが心地よい。
鼻は冷え脚も冷え、でもどこか少しだけでも暖かだ。
そのうち月が紺色を混ぜ溶かしたようなところにぽんと浮かぶ。
月の色が濃く見えるのは気のせいか。
実際のところ私はまだ後ろ手に何かを掴んでいるのかもしれない。
巣食う、という言葉が一番しっくりくるのも情けなくて滑稽だ。
案外けろりとすましているけれど奥の部分がどうなっているのか分からない。
緻密に組織の詰まっているような、柔軟性はないくせにすかすかな軽石のような。
色んな部位がある。そこを私の感覚が巡る。
うんていのようだ、と思った。
最近あんまり楽しい夢を見ていないと気付く。
後味の悪いものばかり。思い出して溜息。伏目がち。寂寥。
ああ、この部分はがらんとしています。人はもういません。
またひとつ悪い癖。どうして。お前は何者だ。幾度繰り返す。
軋みが生まれる。そこを歩くとぎぃと泣く。何度も自分で踏んで泣く。
ぎぃ。ぎぃ。靴底は戒め。
人の幸せに触れていると、心底羨ましいと感じる。
お幸せにお幸せに。
くちのなかがきゅんとなる。りんごをかじる。
琴比羅宮で筋肉痛。新しい建物に違和感。
山は力の抜けた緑色で少し残念だった。瀬戸大橋は、大きい。
ほんのり藤色がかった空に目立つ白。またふと思う。
これが私の日常なのだろうか。口には出さず。
出すほどのことではない。もう出すこともない。
突付けば少しまだぴくんとする。抱え起こさない。
ひとつの区切りなんだと思う。
どこまで私の感情は貧弱なのだろう。
最近の二枚:BARBEE BOYS / BARBEE BOYS SideI+SideII