左腕の感触は内緒。

 寒くなったからか、よく夢を見る。

 風か空気の震動か。体の表面を急激に覆っていく感覚。不思議と温度は感じない。 胸騒ぎが皮膚を伝うような。前面から粟立っていくような。 音楽が鳴っていた。それすらも瞬時に変わった。

 前日に見た夢はなにか、ひどく、蔑まれたような気分になって 目が覚めてから涙が出ない程度に落ち込んだ。声は泣いた。 私の脳はどこまで私の精神を甚振るのだろう。 なにひとつ可能性など見出せない。直視できないことばかり。 その上に降りかかる乾いた嘲笑だけがそこに固定されている。 馬鹿にしたような、視線。感情すら無いのかもしれない。 見透かすほどの鋭さだけの。動悸が激しくなる。

 笑った顔が思い出せないことに気付く。

 だって、ねぇ。色々考えてしまうから。

 とてもとてつもなくごちゃごちゃしたものが混在する。 私の中の澱みは変わっていった。色んなものが色んなところに絡まっている。

 終わりを望むが、終わったら終わったで寂しいと思う必須。

 まだまだ惑わされている。理由は、わりとある。

 上塗り、そうやって過去は精製されていく。

最近の一枚:東京事変 / 教育




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