無気力。こんなにしっかりとした無気力があるのだと 少々驚いた。自分の中身が空虚になっているような錯覚と、 空虚ではあるが所在の確かな靄靄がある。 何ヶ月も澱んでいたモノ。それを取り去るために、 少しずつ歩み始める。このまま留まることはできない。

 卑怯だった。馬鹿だった。見てみぬフリをしていた。 何度も提示されても、それを私は捨てるように、 後へ押しのけていただけだった。

 ぼんやりと待っている。半分諦めの、しかしその半分は 甘えか期待か、まだ待っている。何も考えていないようで、 常に何かを考えている。どうどう巡り。 待っているだけでは身が持たず、 だらだらと言葉を垂れ流す。 色々思ってしまうから独りになりたくない。 人の言葉が耳に入らないので独りになりたい。 どっちつかずな感情だけがふらふらと動いている。 今までの私だ。

 どうなってしまっても、自分のせいだから、と、 開き直っているつもりだけれど、それが一番怖い。 自分のしてきたことを考えれば、失われても 当然かもしれないが、失いたくない。 ひとつ、コマを進めてみた。

 読書はいい。文字を追っている間はその世界に囲まれている。 けれども、頁をめくる瞬間や、章の区切れで現実に引き戻され、 それでもギリギリのトコロで待っている自分を いやというほど感じてしまった。

 言い訳がましくて、鬱陶しいかもしれないけれど。 話がしたい。

本日の一枚:スガシカオ/SWEET




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