案外簡単だった


 土曜日にしようと思っていて、やらなかったことを漸くした 日曜日。かれこれ何ヶ月延ばし延ばしにしてたのだろう。 案外簡単なことだったのだ。自分で深く考えすぎていたみたいだ。 自分で決めたのだから、手早く済ませばそれで済んだことなのに。 私は何を待っていたというのか。愚かだ。 色々な感情が絡み縺れ、自分を 台無しにしてしまった数ヵ月だった。もう戻れない。すべて。 これからどうなるのかなんて、全然見通しがつかないけれど、 後悔しなければいいのにな、とぼんやり思った。

 悲嘆に暮れることも出来ず、晴れ晴れとした気分とも 言い難いが、ツカエは取れたように思う。気のせいでないことを 願う。ポカンと穴が空いたような感じ。虚無感とも違う。 何かもっと複雑で至極単純な。肩の荷が下りたのか、 やっと深くため息が出来るようになったと感じる。 足枷になっていたソレを手放すことで、 呪縛から解放されたような。プツリと切れた、切った。 感情的になった瞬間もあったけれど、もうどうでもいいという 気持ちの方が大きくて、取り乱すこともなく。 私は時間を非常に無駄遣いしたようだ。 気が付かなかったことと、気付こうとしなかったことと、 今から思えば申し訳なくなる。その度、気分を害していただろう。 どうしてもう少し早く出来なかったのか。 ここまで後押しされてしか動けなかった自分を悔いる。

 もう、終わったこと。

 自分の母校の学祭に行った。プロコン見に。 エレファントラヴ。エレファントカシマシとは違うのです。 お母さんも勘違いしてた。楽しかった。3人の掛け合いトークが 長くて、笑った笑った。YO-KINGは相変わらずの男前っぷりだった。 この世界は楽しいのだ、と呪文のように唱え、 そうそう、楽しいのよ、と自己暗示をかけ、 だらりと生きていく。それでいい。苦しいことばかり考えると 頭がおかしくなる。がんじがらめになって、身動きがとれなくて、 窒息しそうになる。枯渇する。楽しかったと思えれば、それでいい。 自分次第。




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手紙




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