吐露


 楽になるものなどない。胸の動悸は苦しくなるばかり。 周りに人が多すぎて、情報が多すぎて。私の胸は締め付けられるばかり。

 その影が今まで邪魔にならなかったわけじゃない。けれど、 きっと過去だろうと思い込んできた。捨て去っていることだと。 しかし違ったのだね。どんな軽い動機であろうと、私は その人物との関係を保っているという疑惑を捨て去ることが出来ない。 ほんの世間話すら交わして欲しくない存在だということを、 貴方は気付いているだろうか。その口ぶりからは貴方との 関係がまるで続いているようで。私は何、と息が詰まる。 貴方とその人物が楽しそうに会話をする様を想像する。 吐き気がする。私の存在というものは、そこにはない。苦しい。 胸の動悸だけが大きく響く。喉が痛い。異様に乾いている。

 嫌な話ばかり聞こえてくる。嫌な噂ばかり耳に飛び込んでくる。 どうにかして。私にそれらを信じさせないような気持ちを頂戴。 信じたくもないけれど、ひとかけらでも信じてしまうような、 こんな今を打破したいと思っている。それは私だけ? 貴方をそこまで信じれるだけ愛していない私が悪いのですか? 怖くて怖くて。人に頼ることすら怖くて。 それでも頼りたくて。ぬくもりを求める私は気安い女なのですか?

 全てが、耳にした全てが嘘だったら、夢だったら。 どんなに楽なんだろう。震える震える震える。苦しい苦しい苦しい。

 彼氏彼女、なんて、馬鹿げた取り決めなのだろうか。 私は悲しい程その言葉に依存している。

本日の一枚:GRAPEVINE/Lifetime




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手紙




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