戻らない


 己の身の程を知る。自らの愚行を恥じる。そして、 もう戻らない何もかもに涙を流す。

 それは、とても正しい事。正しいが故に鋭く私を傷つける物。 私に出来ることはもう何も無く、ただ時間の流れだけが、 そうなってしまった私に重くのしかかるだけ。 自分から全部壊してしまったんだね。何を言っても只、空しくなるだけ。 答えを幾ら求めたって、所詮私にはもう関係のない、 「どうでもいい」ことなのだと。だから私はそれらを知る必要はない、 と。そういうことだね。とても理解できた。 何を知ったからって、何かが変わるわけじゃ全然なかった。

 仕方ないから。そればかり口にしていたら、怒られた。 そうやって自分に言い聞かせてる。自分はその程度の人間なんだと。 鬱陶しいかもしれないけど、そうしないと、なんだかやってられなくて。 そうじゃないとまた余計な口を叩いてしまいそうで。

 口は災いの元。そうだね。可笑しいくらいその通り。 言わなきゃそれで済んでたのかな。今更つらくなって涙が止まりませんでした。 涙を流したからって何がどうなるわけではないのだけれどね。

 躁鬱ではなくて、元々が暗いのよ。でも大丈夫。 ある程度は落ち着きました。でも、確かに変よね。 暗い文章と明るい文章が互い違いで。頭オカシイと思われたって、 そりゃ仕方ないよね。仕方ない仕方ないって思わないと、 どんどん滅入っていくのよ。それがイヤなの。 言葉を反芻し、自分を貶めてしまいたがっているから。




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手紙




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