余裕とボーダーライン


 それが辛いことばかりじゃない、というのはよく知っている。 解っている。楽しくて楽しくて仕方ない時期がある。 ただ、それが長続きしないことが多くて、どうも以前の 無条件な楽しさを求めたりするから、無理が生じる。 悲しいことに、慣れと言う物は、人間の心の中に、妙な隙間を 作ってしまうらしい。その隙間に沸き起こる感情は様々で。 裏切りであったり疑いであったり、誤魔化し、妬み。 そんなものがきっと沢山。人を好きになることは、 楽しいし、嬉しいし、苦しいし、辛い。もっと、楽になれたら いいのに、と思う。軽くあしらったりするのではなくて、 がんじがらめにならないくらいに。周りが見えないと、 判らないことが山程あるから。自分だけじゃないし。 ぶつける側も受け止める側も、余裕がないと きっとオカシクなる。

 自分が何をどうしたいかなんて、全然わからない。 成り行き任せのような気もするし、漠然としたヴィジョンは あるのだろうが、イマイチはっきりしないし。 その場その場で臨機応変に出来るほど世渡りが上手いわけじゃないけど、 かといって、後々の見通しまで瞬時に頭に浮かぶ程、回転も よくないし。どっちつかずな答えばかりで。 何処かに一生懸命逃げ道を作ろうとしている。

 明確な答えが得られなければ、それだけ心に抱きかかえる モヤモヤが増えていくのはわかってるのに、相手には それを平気でしてしまう。結構あざといのかも。 だって、答えをぼやかしておけば、後で幾らでも 言い訳がつくわけだから。きっとそう。全部が全部、正直に 答えていくことが正しいやり方と思えなくなってきた。 卑怯だけど。

 其処にはボーダーラインがある。バリアかも。 触れるか触れないかの駆け引き。ピリッと小さな火花が散る。

 

 昨日買い物行って、マスカラ買った。2000円もするの。 きばって買ってみたよ、金ないのに。ビューラーしなくても、 睫毛がキュルンと上向きに上がる、とかってやつ。 確かに私が今まで持ってるのとは違う感じ。一重瞼だから、 睫毛は常時下がり気味だからな。ちょっとイイ感じかも。 でも、高いわ、なんにせよ。




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手紙




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