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昨日の日記に書いた「嫉妬」なんてまだ可愛いものでした。 あの子は今度は暴力で訴えてきました。私はかなりの衝撃を受けました。 今迄も彼女が自分で認識している「テリトリー」に侵入すると、 掻き毟られたり、反抗されたことはございました。 しかし、今回の事は如何なことか、 きっと彼女の本能的な行動なのでしょうが、是迄蝶よ花よと 愛でてきた私達の期待を裏切る行動であったことは確かなようです。 私共家族一同、其の彼女の必死な形相に悲哀さえ感じてしまう 程でございました。 何と申せばよろしいのか、昨日も姉が帰宅致しましたところ、 彼女(ひなこ、もうすぐ3歳、ウサギ、無口)が走り寄って行きました。 其れ迄の穏やかな表情から一変して、危機迫ったような顔をしています。 目は飛び出さんばかり。鼻孔も思いの限り開いている様です。 若いウサギの臭いを感知したらしく、尻尾が上に向いています。 姉の服を慌ただしく警戒しながら匂っています。姉が「もう、 あんたそんなに警戒せんでや」と手を出しました。其の瞬間、 あの子は姉の手に噛みつき、掻き毟り、姉が足を踏み出そうと すると、足を攻撃し、姉を威嚇し続けています。 自分の領域を侵害する存在として姉を認識してしまった様です。 必死です。姉に飛びかかる黒いウサギ。壮絶であり、 少々滑稽でもありますが。 「コラッ」と私が捕まえ頭をペシリと叩きました。 幾ら何でもこの攻撃態勢は酷すぎます。しかし、 そんな術がウサギに通用するでもなく、見境の無くなった あの子は私の右手の甲に噛みついたのでした。 「アァッ」私は衝撃と怒りで頭がパニックです。 私の右手の甲にうっすらと赤い筋が浮かびます。流血してしまいました。 しかし、もっとパニックになっているのはあの子です。 其れでも尚逃げようとするあの子をむんずと捕まえ抱き締めます。 「駄目でしょう駄目でしょう」と宥めることしか出来ません。 姉は服を着替えてきました。「ぴーた」の匂いをさせない 為に。それであの子は随分と落ち着きを取り戻しました。 自分の配下だと思っていた場所に、違う同類の匂いが入り込み、 彼女は動転したのでしょう。このままでは私のシマがヤバイと。← どちらの世界の方でしょう。本能なのですね。気紛れを許して、です。 べたべたの家ウサギになってしまっていると思っていた、 うちの子は、どうやらウサギとしての自覚はまだ残っていたようです。 安心したような、ちょっと可哀想なような。 家庭内暴力だ、domestic violenceだと姉と笑っていましたが、 彼女からしてみれば、自分の生活とか、そういうものに 直接関わってくる問題だったのだと思います。 今迄近くにウサギがいなかったから動揺しているのもよく 理解できますし、同情に値しますし、彼女をそういう状況に 置いているのは紛れもなく私たちです。慣れてもらわなきゃ こっちも困るんだけどなぁ、て感じで。 暴力はやめてね、あんたの歯と爪ってかなりな凶器なんだから。 捨てたりしないから安心してよ。 本日の一枚:激S様シングルセレクション12月版 猿人の移動に伴い、新しい投票釦も付けてみました。 新たに 登録 が必要なようですが。現在テスト中ということで。 宜しくお願いいたします。 |
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