しゃべる方法


コミニケーションを図るにはまず自分から動くことです。相手に話し掛けてもらうのを待っているようでは何も始まりません。

最初、しゃべるときはきっかけをつかんだあとで、

1.相手に負担の軽い、差し障りのない内容

2.その場の共通の会話

3.世間話

などが良いでしょう。初めて話しかけるのにいきなり、

「この間の野球はすごかったですね」

などと言ったら、相手は

「何なんだコイツは」

と警戒するでしょう。ですから、最初話しかけるときは

「何だそんなことでいいのか」

というようなものが良いのです。たとえば、何かのイベントで隣の人に

「まだ始まらないのですかねー」

とか話しかけたりするなど、その場の相手と共通の会話をすることです。ほかにも、大学の授業で

「すんません、先週休んでいたんやけど、何か(先生)言うてました?」

などの質問も話すきっかけになります。特に何かの初めての集まりのときはみんな何かと不安です。そんな時にふと話し掛けられたらよほどのことがない限り拒否されることはないでしょう。


次に、その場の会話から徐々に相手のリサーチを始めます。リサーチというのは質問によって相手の情報を聞き出し、共通の会話のパイプをつくっていくことです。 たとえば、

「どっからきたん?」、「どこ勤めているん?」

などの直接的質問から、

「この間インターネットしてたらな・・・」、「こないだの巨人の試合はすごかったな・・・」

などの話をして、相手の反応から興味があるかどうかリサーチする間接的質問などで、徐々に相手のことをリサーチしていくのです。 しかし、だからといって事情聴取のように矢継ぎ早に質問したり、親しくもなっていないのにプライベートに触れたりするのはもっての外です。これは確実に嫌われる行為です。

それから、自分のほうから徐々に自己開示していくことです。自分を明かさないのに相手を知ろうとするのは無理があります。自己開示をすることで、相手も安心して、徐々に自己開示していくのです。コミニケーションは相手を理解していくことでもあるのです。

ある程度コミニケーションを図れるようになったら、ネタを入れていきます。ネタというのは話題のストックのことで、くわしくはネタの項を読んでください。 私の場合は友人に非常に面白い人がいるので彼の笑い話をネタに使っていました。一番良いのは相手のリサーチデータから相手の喜びそうなネタを話すことです。サッカーが好きな人にはサッカーの話しを、パソコンの好きな人にはパソコンの話しをするのです。二ノ宮そんとくが「相手のレベルにあわして話をする」と言った話(くわしいえぴそーどはおぼえていません)は実に的確な言葉です。

「そんなこと言ったって、もし相手が自分の知らないジャンルに興味がある場合どうする」

と言われそうですが、その場合は興味を持って質問すればよいのです。 わずかな知識があるならそれを糸口に質問し、全くないのなら「〇〇って、何?」と質問するなど、相手の「知っている」という優越感を刺激すれば、相手は少なからずあなたに関心を持つことになります。 特に、相手の好きなジャンルがマイナーな世界のものであれば、日ごろそういったことを話すことがない分、聞いてくれる人に対し関心度が増し、まして実は自分もそのジャンルが好きである場合、お互いの仲間意識ができあがります。少し前に書いた「類は友を呼ぶ」はそういう理由からくるのです。


さて、質問するときに気をつけなければいけないのは、YESorNOで答えられるような質問はあまりしないことです。

「暑いですね」、「ええ・・・」、

・・・・これでは話が続きません。質問するときは

「日曜日は何してるん?」、「釣りです」、「へ−っ、俺もするねん」、「そうなん、ほな、この日曜日いっしょに行こうや」

というように、相手が話しだすような質問をすることです。 質問や、会話の中から相手をリサーチし、それを基に共通の会話をする。こうしていけば、会話がドンドン広がっていきますし、コミニケーションが深まっていくのです。 雑談について(会話を深める) 雑談はさっきまで、海の話だったのが、気がつくといつのまにかイルカの話になっていたり、全く関係のないコンピューターの話になっていたりします。このように、雑談というのはその場の流れにのっていくので、基本的に目的がなく、ランダム的であり、連想的です。

しかし、例外的に意識的に雑談を操作する場合もあるのです。 雑談を操作する方法は、話に出てきたキーワードから別の話題に移すのです。この時、気をつけなければいけないのは、いくらキーワードから別の話題に移すといっても、いきなり、連想的でない話題に変えようとすると、その場の会話がつぶれます。

「やっと、ブラックバスが釣れてほっとしたよ(釣りの話題)」

「そういえば、ブラックバスって最近、琵琶湖では釣れにくくなっているらしいね、もしかしたら、川や湖の汚染が進んでいるせいかも・・・(釣りの話題から、環境汚染に変えた)」

このように、あくまでもその場の会話の流れに沿って話題を変えなくてはいけません。それでも、このようなキーワードが見つからない場合は頃合いを見計らって、

「ちょっと話は変わるけれども・・・」

というふうに、いったん前置きをしておいてから話題を変えるといいでしょう。

意識的に雑談を操作するのは、三つの理由からです。

一つ目は相手から何かを聞き出しそうとする場合。

二つ目が自分に都合が悪いため別の話題に変えようとする場合。

三つ目は話題が長くなり過ぎて、ネチネチ会話になった時。

などです。

まず、相手から何かを聞き出そうとするときですが、相手に負担(プライベート・秘密・重要なこと)にならないように、親密度に比例して聞き出すことができます。

二つ目の自分にとって都合の悪い話題に触れた(触れそう)になったときは、話題に触れた瞬間もしくは、危機的状況になる前にそれ以上のベクトルのある話題に向けることです。時機を逃すと、相手よほど聞かれたくないことなのに気づき、食い下がって聞いてくる恐れがあります。

三つ目ですが、会話の内容は掘り下げることで、長く話すことができます。しかし、あまり長く話すぎると目標のある会話でない限り、内容がネチネチしたものになりやすいものです。そうなる前に、話題を変える必要があります。どう変えるかといえば、話に出てきたキーワードから別の話題に移すのです。 もし、そのような キーワードが出てこないならば、頃合いをみはからって「ちょっと話は変わるけれども・・・」、「そういえば・・・」というふうに、いったん前置きをしておいてから話題を変えるといいでしょう。 こうすることで、ネチネチ会話をさけることができます。