魔法のしゃもじ!?
ネット懸賞で、魔法のしゃもじが当たった。
魔法のしゃもじというのは、「ご飯がひっつかないしゃもじ」ということである。
当たったと言っても、資料請求をすればついてくるということだったかな?
私に続いてパパにも同じしゃもじが送られてきた。
パパもこっそり応募していたのだ。
私が一つ使ったとして、あと一つ余る。
そこでパパは、義母にあげると言いだした。
でも私は実家の母にあげたかった。
義母の朝はパンだし、お昼に義父が食べに帰ってくることもない。
私の実家は、お昼も両方が食べるし、母はちらし寿司とかをよく作るので、義母よりたくさん使う気がした。
第一、私が実家に帰ったときに使えるじゃないか。
私とパパに重苦しい雰囲気が漂った。
数日後、実家の母が「いいものあげる」と言って私にくれようとした物は・・・
形は少し違うけど、ご飯のつかないしゃもじだったのだ。
私が持っていると言ったら母は少し残念そうだったけど、「じゃあ○○(姉)にあげるわ」と言った。
そしたら・・・ 姉もすでに持っていた。
「なぁんだ。みんな持ってるんだぁ」と笑った。
実家の母は自営業を営んでいるため、得意先からいくつかもらったらしい。
そして姉も、どこからかもらったらしい。
家に帰り、パパは「じゃあこれは下(義母)にあげるよ」と言い出した。
私もそれに異存はなかった。
義母は働いていないし、粗品でもらえるところもないはず・・・
パパはすぐに持っていった。
パパ 「こんなしゃもじ持ってるか?」
義母 「持っとぉよ」
そう聞いたパパは恥ずかしそうに帰ってきた。
形は少しずつ違うけど、どうやら今は誰でも持っているみたい。
近所の量販店で、180円で売っているのを見たし。
それにしても私とパパのあの気まずい雰囲気は何だったのだろう?