長男の場所見知り
長男は1歳半を過ぎた頃から、場所見知りがすごかった
「場所見知り」とは、私が勝手につけた呼び方で、実際に存在する言葉なのかどうかはわからないが、人見知りみたいに、初めての場所や、慣れない場所で、拒否反応を示すことである
初めてお邪魔するお友達の家だと、玄関から一歩も入ろうとはせず、何度も出たり入ったりを繰り返し、少しずつ家の中までやっと入っていけるのである
旅行に行ってもそれは同じ事で、ここでも何度も出たり入ったりを繰り返し、「もしかしたらこの子は私たちには見えない霊か何かを感じているのではないだろうか」と、こっちまでが怯えそうになってしまう有様だった
外食も苦手で、少し薄暗い店内だともう入ることも出来ずに、あきらめることが多くて、わが家にとって外食は、気軽にできることではなかったのである
長女を出産したときも、長男は2歳7ヶ月になっていたけど、なかなか病室でゆっくりしてもらえず、出たり入ったりを繰り返し、挙げ句の果てには「もう帰る」と言うほどだった
そんな場所見知りがマシになってきたかなと思い始めたのはいつ頃だったか・・・
3歳9ヶ月の時、伊勢志摩へ旅行に行ったとき、志摩スペイン村に行った
室内のアトラクシがョン多く、薄暗い中に入らなければならないので、心配しながら連れていった
長男が中に入っただけでも私はびっくりしたけど、長男は「怖いよぉ」と半分泣きながらだけどなんとかいくつかのアトラクションをクリアしたのである
その頃から私もパパも長男の場所見知りをあまり気にしなくなっていったと思う
ほとんど場所見知りらしきものは見られなくなったけど、時間のかかったこともあった
それは大浴場だった
こればっかりはどうしてもだめらしく、パパは部屋についているお風呂に長男を入れ、それからゆっくり大浴場にいけるのである
部屋にお風呂がついていないときは、大浴場に何とかごまかしながらパパが連れていったときもあるけど、ゆっくりお湯につかることもできずに出る羽目になるらしい
先日、長男がカラオケボックスにどうしてもついて来るというので、途中で帰る覚悟をしながら連れていった
私も長男を妊娠してからずっと行っていなかったし、場所見知りのある長男を連れていこうとも思ったことはなかったので、おどおどしながら連れていった
カラオケボックスって狭くて薄暗くって、大音響だし絶対まだ無理だと思っていた
ところが長男はノリノリで、人が歌っている知らない歌を、画面に出てくる歌詞のひらがなだけを読んで歌っていた
そして最後には、ひとりで「それいけアンパンマン」を歌ってしまったのである
今思えば、場所見知りは、臆病とか、恐がりやさんだったということで、それも時期がくれば直っていくものなのである
まぁ、貴重な経験をしたということにしておこう