ぼくと音楽との最初のきっかけは、多分みんなと同じで、「扇動」にあこがれたから。自分がどんなに弱くてもどんなモンスターも相打ちさせることにあこがれた。(それまで僕は「フェンサー」目指して狩りを続けていたんだ。)楽器を練習するのも強い相手を倒すため。それなりに楽器は上手になった。
楽器を戦いの道具以外に使うことになったのはクリスマスの時だった。いろんな街にパーティー会場ができて、僕にとっては皆初対面だったんだけど、用意されていたステージの上で楽器弾ける人と一緒にいろんな楽器をならして騒いだ。ぼくはそのときはリュートを弾いたっけ。。。みんなで演奏することの楽しさったら、バードじゃない人にはわからないかな。。。
ぼくが最初に歌を歌ったのは、そうCharcoalねえさんの宴会の時。自己紹介の時、なにもする事がなくて、仕方ないから即興で歌を歌った。。。そりゃひどい歌だった。ねえさんには退場命令を出された^^;(いまだにねえさんは、僕が歌おうとするとちょっと眉をひそめてる。。。)。
そのときはそれで終わったんだけど、その後、自分でも知らないうちに、「ぼくもちゃんと歌を歌いたい」って気持ちがどんどん大きくなっていったらしい。で、そのとき無意識に思ったのが「美しい歌を歌うためには美しく生きなければならない」ってこと。そのあとさ。Destard突入とか、めちゃくちゃやり始めたのは。。。ぼくを探す旅がようやくスタートしたって感じ。
それからはよくいろんな歌が頭の中に浮かぶようになった。そして自然と「本当の歌うたいに会いたい」って思うようになった。噂ではJhelomにバードのギルドがあって、みんなが歌を歌っていると聞いて、ぼくはJhelomに旅だった。でもJhelomについても歌を歌っている人なんて誰もいない。噂のギルド「Britain Bard Society」の家にも行ってみたんだけど、いつももぬけの殻。おいてある竪琴を弾いてとぼとぼ帰るのが日課だった。
しばらくして、「歌はLag Townで聴ける」という情報を手に入れた。Lag TownってのはPCたちが作ったプレイヤータウン。噂には聞いていたんだけど、なにせ遠い。でもその情報を手に入れたときはもう僕は走っていたんだ。
でも、遠かったなあ。Lag Town。魔法使えるみんなはBritainとかからリコールできるらしいんだけど、僕は、ねえ。魔法より大切なものを探しているから。。。
ついたら噂に聞いてた「噴水」もあって、ちょっと感激だった。なんとなくそこで話をしている人たちも誇りが感じられた。ぼくの気後れかもしれないけどね。
そこで思い切って「歌が聴きたい」って言ったんだ。そうしたら出てきたのが「Takumiさん」の名前。例のJhelomのバードギルドのGMさんだ!よくここにも来るって。ラッキー!。。。でも今日はまだ来てなくて来るかどうかもわからないって。 でも、当然待つことにしたよ。来るかもしれないから。。。 そしたら来たんだ!すぐに! うれしかったー! すぐお願いした。「歌が聴きたい!」って。横にいた人が「歌じゃなくて詩だよ」って教えてくれた。
初めて聞いた人の詩。しかもバードギルドマスター。本当の「吟遊詩人」だ! ぼくはそれだけで天にも昇るようだった。詩は「Lag
Town」の詩だった。歌詞は、、、ははは、よくわからなかったんだ。難しい言葉でこのLag
Townを讃えているってことはわかった。 でもね、何がすごかったかって、その歌い方。落ち着いた言葉運びと、言葉の間に流れるハープの音のタイミング。すべて合わさって一つの「詩」を作っていた。このときの想い出は誰にも渡せない、宝物の一つだ。
そのあと、ぼくも歌ったんだ。「綿の花」。人の前で(ちゃんと)歌うのはこれが初めて。そりゃ緊張したさ。歌うスタイルだってめちゃめちゃだったもん。。。でも歌い終わった後、Mirriさんはじめみんなの、僕にとっては本当にもったいない祝福を受けたとき、ぼくの探していたものが少しだけ見えた気がした。