そしてクリスマスの日。
父は豪華な料理をつくる。
まるで誰かが来るかのように。
そこへ、誰かが尋ねてきた。
Kだ。
K「どうしてもこれを渡したくて・・・」
プレゼントの指輪だ。
クリスマスが終わるまで待ってとあれほど言ったのに。
暖かく彼を招き入れる父。
「今のうちに早く帰って」
Kは聞こうとしない。
そして、晩餐が始まった。
K「いつもクリスマスはこんなに豪華なんですか?」
父「せっかくのクリスマスだから・・・」
楽しい雑談が続いたが
父はおもむろにKの後ろに回りスコップで殴る。
血だらけになって倒れこむK。
私はそれを見て父のスコップを取り、
最後のとどめを刺した。
頭の中が白くなっていく
衝動が止められなかった。
極厚ステーキをほうばる二人。
「その指輪どおしたんだ?」父が聞く。
「さっきもらったの。私彼だいすき」
「だけどやっぱりかあさんのほうがうまかったな」
「私はこっちのほうが好き」
「かあさんのほうがうまかったよ」
「ええ〜こっちのうほうがおいしいよ」
父子の楽しいクリスマスの夜。
次の朝、庭の十字架にKがしていたネクタイを巻く。
すがすがしい朝。
空を見上げると雪が降ってきた。
ホワイトクリスマスだ。
幸せな家庭。
庭にはいままで食べてきた人々の十字架が無数にあった。