Column

バキュームカーの想い出


最近、バキュームカーって、とんとお目にかからなくなりましたな。

子供の頃、
バキュームカーの来る時って、妙にワクワクしていたのは私だけだろうか。

バキュームカー
の来る前は、ホールの蓋を開け、バケツ一杯の水をスタンバイ。
作業のおじさんの掛け声と共に、バケツの水を最後に入れて、キレイキレイにしてもらうんじゃなかったっけ?
作業のおじさんは、いつも殺気立った雰囲気を漂わせていたなぁ。


何と言っても、バキュームカーが来ると
臭い

誰が何と言おうと、
絶対臭い


目がチカチカするぐらい臭い!


なのになのに。

臭いと言ってはいけない雰囲気が辺りを漂っている。

しかしその、不文律を破って、


「くっさぁーーー!」

なんて言い出す子供がいたりすると、みんながちょっとうつむき加減になり、口に手を当て、肩を震わせていたりする。




あるとき、お向かいのおばちゃんが、
バキュームカーが来たとき、思わず、

「うわっ!くさっ!!」


と、口を突いて出てしまい、それを聞いた作業のおじさんが、ムッとして一言。



「この臭いのは、おまえのこいたババやろがぁーー!」



名言である(爆)

あの町内の語り草になっている話である。