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まだ小さかったとき、お墓参りの「お供え物」って、とても魅力的だった。
禁断の木の実・・・とでも言いますか。
「食べたらダメ!」と言われれば言われるほど、余計おいしそうに見えるもんだ。
法事の後だったのだろうか。
大勢の親戚が集まって、墓参りをしていた。
私は、まだ幼稚園ぐらいの歳だったと思う。
まーーそのときのお供え物の桃のおいしそうなこと!
幼い私は、一気にその桃に釘付けである。
そのとき、私は言った。
私「お母さん、あの桃食べたい」
母「あれはな、仏さんに食べてもらうもんやで。
あんたは食べられへんねん」
私「ふぅーん・・・
あーあー! ええなあ〜仏さんって。
おいしいもん、一番にもらえて・・・
私、早く仏さんになりたい・・・・・・」
何を言うねん!この子はぁーー!!と
怒られるやら笑われるやら。
墓参りに行くと、未だに「あんたはなぁ、小さいときなぁー」
と言われ続けている・・・。
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