| ●地方から首都圏へ幼い子連れでシングルママの引越しはできるのか?
私が実家を出て東京へ行くことになった動機は、ムカデに刺されたから、というのももちろんですが、一番は「自分にとって快適な環境を作りたい」でした。出産まで一人暮らしを楽しんでいた私にとって、両親と暮らすというのは決してベストな状態ではなかったのです。
引越し先は東京、と決めてました。なぜ?と聞かれれば、仕事がやりやすいから、かな。もし牛の世話をするのが仕事だったら、北海道に行っていたでしょう。ハブとマングースを飼育する仕事なら、沖縄に行ったはずです。
自分が「仕事はこれから・保証人はパート社員の母・3歳未満の子供がいるシングルママ」という、キビシイ状況であることは承知の上でした。実際は、予想以上になかなか手強かったです(笑)でもでも、それでも引越しはできま〜す!イエイ。
で、私が部屋探しで体験したことを、独断に基づいたコメントを入れながら書いてみようと思いました。場所はたまたま東京だけど、日本国内だったらどこに行ってもそんなには変わらないと思う。今からお引越し予定のある方、とくに地方から上京する方は参考にしてみてね〜。
STEP1●仕事探し
引越しで大切なのは仕事よね。不動産会社も大家さんも「どうやって家賃を払っていくのか」が一番気になるところだもん。いわゆる「安定している」企業の正社員なんかだと安心らしい。
まずはインターネット、就職情報誌、ハローワークなどを使って、就職情報を集めてアクセス。ちなみに地元のハローワークでも東京での情報を斡旋してくれるよ。その時にきちんと「シングルママです」ということを伝えておこう。子供を育てながら働くことに理解があって、なおかつそれなりのお給料をくれる所でないと、結局自分自身が後で苦労しちゃうもんね。
しか〜し!残念ながら、そういった企業は少ないのが現実。子供が熱を出した時に休むとか、残業はあまりできないなとど言うといい顔はされない。とほほ。
運よく正社員になれたらいいけど、ダメだった場合はアルバイト、パート、派遣などの道もある。私もとある大手の派遣会社に登録しました。テストがあったけど、経験があって技術を持ってる場合は大丈夫。
派遣の場合は登録後に「登録証明書」を発行してくれます。アルバイトやパートの場合もね。賃貸物件の申込みの時に、不動産会社から証明書の提出を求められる場合があるので、念のため。
STEP2●物件を探す
地方から物件を探す場合に便利なのがインターネットだよ。お部屋探しサイトにアクセスして家賃や間取りなどの条件を入力すれば、それに合った物件が一発で検索できる。首都圏版の情報誌を買って、目的地近辺の不動産会社を見つけるというのもひとつの方法だよね。
でも注意してね。インターネットも情報誌もだけど、これは不動産会社がお金を払って情報を載せているもの。中には単にお客さんを集めるだけの「おとり広告」というのもあるらしいのよ〜。もちろんちゃんとした情報を載せている所だってあるだろうけど、どれがそうなのかなんて私達には分からないよね。そういった情報は「一つの目安」くらいの気持ちで見た方がいいみたい。
住む場所を限定していないのなら、保育園の空きがあるかどうかを調べて、その近くで探してみるっていいかも。都会では車を持つの難しいらしいしね〜。自転車で通える範囲がベターでしょ。
とりあえず「いいな」と思った物件があったら、不動産会社に問い合わせてみよう。メールや電話では必ず「母子家庭です」ということを伝えておくのが大事よん。私の場合はかなり詳しい条件を書いておいて「3歳の子供と2人入居可の物件が他にもありましたら、FAXで送って下さい」というメッセージをつけた。そう書いておけば、初めからそれなりの物件を探してくれるはずだからね。
STEP3●物件を絞り込む
メールで問い合わせをすると、ほとんどの不動産会社は電話で連絡してくる。詳しい条件を聞いたり、問い合わせた本人かどうか確かめる意味もあるのかもね。そこで必ずと言っていいほど、こう言う。
「他にもたくさんの物件がありますので、一度来て下さい」。
気軽に行ける距離ならいいんだけど、私は無理だった。子供を連れてその場でじっくり探すなんて、不可能に近い!事情を説明して、条件に合った物件の間取り図や資料をFAXで送ってもらうべし。それでも「来ないと探せない」というところはやめた方がいいよ。FAXがなければ郵送で送ってくれるような親切な会社だってあるからね。
肝心なことを忘れてた。保証人の問題。保証人を誰にも頼めない、という場合は「保証人不要制度」がある会社に問い合わせようね。最初から「保証人のアテがない」ということを話しておけば相談にのってくれる所もあるよ。
私も検索した結果、あちこちに問い合わせをしてみた。毎日たくさんのFAXが来るので楽しみだったな。場所を決めて探すと、同じ物件なのに家賃や敷金・礼金が不動産会社によって全く違ったりしてて面白いよ。
STEP4●物件を見てみる
間取り図や設備などを確認して、いくつか絞り込んだら実際に物件を見たくなるよね。賃貸は回転が早いので、資料をもらったら早めに決めた方がいい。子連れで上京する場合はそのことを担当者に伝えておこう。私もたっくんと歩くのはキツイので、車を出してもらうようにお願いしたよ。
いよいよ不動産会社に行くワケだけど、こんなに細心の注意を払ってきても(笑)やはりNGはあるのよね〜。私の場合なんだけど、前日に電話で確認しておいても「その物件、昨日の夕方決まっちゃったんですよ〜」とか「実際には車の音が激しくてオススメできないんです」とか「やっぱり大家さんがダメだそうです」とか、あった。それでもすぐに代わりの物件を見せてくれるのだったらいいけど、その場で電話をかけて探し出されると困っちんぐ。要するに、私が来るまでちっとも探してなかったんじゃないの〜!ってこと。ぶ厚い資料を目の前に置かれて、一緒に探してくれって言うんだけど、たっくんは会社の中を探検するし、物を破壊するし、飽きて帰ろうと私の手を引っ張るしで、探すどころじゃない。そういう時はさっさと帰って別の会社に行こうね。時間のムダだもーん。
STEP5●申込みをする
さて内見までこぎつけて、気に入った物件があったとしましょう。ここで忘れちゃいけないのは「申込みは契約ではない」ということ(そんなこと分かってるって?)。申込みの後には大家さんの審査が待ってるのだ。審査が通らない場合も、残念ながらある。私も2つほどダメ出しされた。くっすん。
そんなに何度も行けないよ〜という人は、ちょっと多めに申込みをしておくのがミソ。キャンセルしてもオッケーか、それでお金を取られるなんてことはないかを必ず確認しておいてね。
ハッキリ言って審査ではシングルママは不利です。なぜかというと…これは自分が大家さんの立場で想像してみると分かる。大手に勤める正社員のサラリーマンと、派遣社員のシングルママ。あなただったら、どっちに部屋を貸す?より仕事が安定している、きちんと毎月家賃を払えそうな方を選ぶよね。これが実際に正しいのかどうかは別として、大家さんが慎重に考えるのも無理はない話。なんだか悔しいけど、これから自分が「シングルママでも良い借手の見本」になっていけばいいのだ。
ちなみに私は、審査がすぐに通った所に住むことに決めた。そこは物件を見た時に、審査をする管理会社の人が立ち合って私とも会話を交わしたので、即OKになったらしい。そういうこともあるから、内見に行く時は、きちんとした身なりと礼儀正しい態度は忘れずに。それと、家賃を滞納しそうもない、さわやかな笑顔がポイントよっ(笑)
●申込み&契約時に必要なもの〈基本セット〉
・引越しする世帯全員の住民票
・就業証明書
・保証人(職業によっては2名必要な場合アリ)の承諾書
・保証人の印鑑証明書
・家賃一ヶ月分
・敷金、礼金(家賃2〜4ヶ月分)
・仲介手数料(通常は家賃1ヶ月分)
・保険などに入る場合は保険料、カギ交換代など |